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考え事#4オンラインの平等な世界
こんばんは。はじめは毎日1記事と思っていたんですが、
2日サボりました。GWだし、リフレッシュ。(といいつつ授業動画のサムネイル作成に勤しんでおりました)
今日は、オンライン授業をやっていて思うこと、オンライン授業の棲み分け、授業を受ける時に学生・生徒の皆さんに考えてほしいことをまとめておきたいと思います。タイトルですが、もちろん環境整備ができていない人にとっては不平等です。そこの配慮は足りないタイトルなのですが、便宜上これでいきます。
この授業は一方向なのか、双方向なのか
きっと先生方もまだまだオンライン授業のやり方に慣れていなくて、手順が最適化されていない先生が多いと思います。なので、そこは学生・生徒のみなさんにはぜひ協力をしていただけると授業者側もありがたいです。
なかでも、「この授業は一方向なのか、双方向なのか」をみなさんが認識することはとても重要だと感じます。
一方向授業を良い時間にするためにできること
一方向性の授業の場合は、単純に先生が説明をずーーーーっとすることになるはずなので、寝ないで聞いてください・・・嘘です。眠かったら眠い!とフィードバックを返してあげてください。みなさんの反応が普段よりも見えない分、反応がないと授業者も何が正解かわりにくいんです。みなさんからフィードバックがかえってくると、それを足掛かりにオンライン授業の改善策が授業者にも見えてきます。ぜひ協力してください。
双方向授業を良い時間にするためにできること
何が言いたいかはわかるかもしれませんが、そのままです。
発言すること
これに尽きます。
数年前、スクールカーストという言葉がやたら流行りました。
馬鹿じゃないの?と思ってましたし、今も思っています。
特に中学~高校生、まだまだこの古いカビの生えた考え方に執着している人がいるんじゃないでしょうか。
今回、ウェブ上での授業が始まって、大きく変わったことの1つに、人間関係の構造の変化があると思います。リアルの場よりも、オンラインの場の方が圧倒的に人間が平等になるのでは?と考えます。
例えば、僕は実は身長が160cmの男性です。
きっとこの記事のこの1行を読まなかったら誰もそんなこと知りませんよね。例えば友達と議論になったとき、僕ら人間って結構相手の見た目の情報を気にしたりします。特に小さい頃なんかは、体格の良い人に反論するのに勇気がいる、って経験を持っている人は多いのではないでしょうか。
オンラインコミュニケーションにおいては、こういう身体的な情報はかなりの割合でカットされます。イケメンとかカワイイとか、年上とか年下とか、まぁもしかしたらzoomでお互いに顔が見える状況であれば気になる部分はあるかもしれないけれど、それよりも「相手の発言」から得る情報が大きな意味を持ちます。
逆にいうと、もともと学校で発言力があった人がオンライン上で同じように発言できるかどうかはわからない、ということです。みんな、カメラやマイク、またはキーボードというフィルターを通して情報を発信することになるので、発した言葉が全てです。いままで教室で何気なく発しても支持を得ていた発言が、オンラインでは支持を得ない可能性が出てくるなんてこともある訳です。
リアルでのコミュニケーション
↓ビデオ通話でのコミュニケーション
↓チャットなどテキストベースのコミュニケーション
これらのようにコミュニケーションを媒介する情報が減れば減るほど、あなたの言葉が持つ影響力が変わってきます。
良いかどうかは別として、教室でふざけてきた友達に対して
「ばーか!」って笑いながら反応する場合に相手が得る印象と
LINEのテキストベースで「ばーか!」って送った時に相手が得る印象は
全く違う。
普段、それだけ多くの情報を僕たち人間は目から、耳から受け取っているということです。
言葉の丁寧さが信頼を得るためのカギ
あなたの3次元空間における情報がそぎ落とされればそぎ落とされるほど、
あなたの発信した言葉、情報を受け取るときの相手への影響は大きくなります。相手は言葉からあなたの表情や声色を想像するしかないからです。
従って、オンライン上でコミュニケーションをとる場合には、普段より相手に対する敬意や言葉遣いの丁寧さが大切になってきます。そこを抑えたうえで、きちんと自分の意見を発信することが求められます。これを読むと、みなさんオンライン上での発言が怖くなったのではないでしょうか。
でも、怖くなって発信をしないのはもっとまずいです。オンライン上で発言をしない場合、ここまでの話を踏まえたら何が起こるか。存在を認識してもらえない可能性が出てきますよね。
丁寧な言葉で、しっかり意見を述べること
少し話がそれてきてしまいましたが、言いたいことはこれに尽きます。
いままで以上に言葉の持つ意味が重くなることを考えつつ、
自分の存在を伝えるためには、きちんと意見を述べないといけない。
それがオンラインでのコミュニケーションだと思います。
日本人が最も苦手とする行動なのではないでしょうか。
皆さんがこの機にこういう能力を伸ばして、コロナ後の世界でもそのスキルを充分発揮できるよう成長することを願います。