見出し画像

考え事#3就労の裏面としての休日

こんにちは。この記事で4本目ということでなんとか3日坊主は免れました。physです。今日は休日について考えたいと思います。

僕は休日が苦手です

いや、好きですよ?休日。だらだらできるし朝ゆっくり寝れるし。平日に忙しくてできなかったことをやれる。でも、僕ら教員って普段休日も部活とか行事とかであんまりお休みが無かったりするから、休日になると急にやることがなさ過ぎて僕は途方に暮れてしまうことが多いです。なんて無駄な1日を過ごしたんだろう、って絶望感を感じながら眠りに就く日曜日、数えきれないほどあります。

みんなによく、休みの日になにしてますか?
って質問するんだけど、いつもわりとピンとくることがなくて、、、
じゃあ僕が充実していたなぁと思う日に何をしていたかというと、おそらく以下のパターンに分けられるのかなと。

①遊びに行く
②買い物に行く
③ゲームをする
④教材研究をする(趣味)

①②はもちろんとても好きです。でも、お金かかりますよね。毎週土日遊びに行って、買い物をするほど学校の先生って給料もらえない(家賃引くとね)ので、あ、いや僕の遊び方の問題かもしれないけれど。

でもなんだかんだで一番落ち着くのは教材研究に没頭する時間だったりします。授業で使うスライドが自分のイメージ通りに完成した休日なんて、とても充実感を感じます。

休日を認識して過ごすのは人類だけなのでは?

そもそも、休日って動物にはないはずのものですよね。裏を返すと、就労って動物にはないはずのものですよね。僕は、休日を充実させよう!ってあまりにも躍起になるのが自分にはとても合わないように思います。
逆にいうと、月曜日に「さあ今週も頑張るぞ」って思うのも自分にはとても合わないように思います。そんな辛い考え方をするのは嫌だなぁ。
なんてものが自分の根底にあることにこの記事を書いていて気付くっていう、文章を書くことによるメタ認知の向上ってやっぱりすごいですね。

僕は仕事をしている感覚がない

はいでました。先生仕事サボってんじゃねーよ!って誤解されそうな言葉ですが、本当にそうなんです。だって、本当に好きなことをメインとした活動が普段の僕の生活ですから。物理も好きだし、人と話すのも好きだし、何か大人数でやることを考えるのも好きだし。僕が普段仕事嫌だなーって思うのは、形式がかっちり決まった報告資料の作成だったり、そのうちこんな作業AIがやってくれるんだろうなぁと思える事務的な資料の作成だったりです。こう言うと、あなたは自分の好きな仕事に就くことができて幸せですね。っていろんな人から言われます。でも、そのたびにちょっとだけ違和感が。

初めは今ほど楽しくなかったよ?

初任のころ、とにかくやらないといけないことが多くて、でも生徒と話したり一緒に活動する時間は大切にしたくて、全然早く帰るのなんて無理って日々が続き、実は3年目くらいのときに1度だけ「先生辞めよう」って本気で思ったことがありました。朝起きたら体が動かなくってね、やばいなぁこれはって焦りに焦りまくって、余計に負の連鎖が・・・。みたいな経験でした。もともとそれなりに体力もあるし精神的にも強めの自分にとってはまったく理解ができませんでした。その日は休暇を取らせてもらって、知り合いに相談に乗ってもらうことにしました。

とてもきつくて、色々考えたんだけど、転職しようかなと思う。

って言ったかなと思います。その時に返された言葉が

今いるところでできることはすべてやったの?

は!?
って思いましたね。それ今この状況の人に言う普通?
あーあ、なんて無駄な時間を使ってしまったんだろう。
と思いながら家に帰り、ひたすらモヤモヤしていました。

僕にとって、とても核心を突く問いかけだったんですね。
もちろんできることは何も達成できていませんでした。
今はちょっとは達成しつつあるかな。と思えます。でもまだまだ辞めないですよ。やりたいこと、たくさんありますからね。

10のn乗の法則

最近よく思うことがあります。人が何か新しいことを始めたとき、その熟練度がレベルアップするタイミングは、おおよそ10のn乗で変化していくのではないでしょうか。


最初の1歩
習慣の10歩
上達の100歩
満足の1000歩
達人の10000歩

だいたい、どんなに苦手なことでも1000回その経験をすれば、それなりに自分で満足できる状態になるかなぁと個人的な経験則として思っています。10000回くらい経験が繰り返されると、およそ、人に教えることが最低限できるレベルに達する気がします。
これからの社会では、"だれもやっていないこと"を10000回、あなたが世界で1番早く達成すれば、それを「教える」職業に就くことができるかもしれない。いま、教える仕事をしている身としてはそんな風に思うわけです。

あれ、何の話だっけ。

こうやって、僕はまた休日の過ごし方をきちんと経験できないまま1日が終わろうとしています。答えは自明でした。あんまり頭を使わない休日を1000日過ごせばきっと上手な休日の過ごし方がわかるってことですね。何年かかることやら。。。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?