【検証】ローカル路線バス乗り継ぎの旅第20弾(北海道・洞爺湖⇒知床羅臼)
田中さん、羽田さんの「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」が終了してしまって以来、寂しい日を過ごしております。太川さんは精力的に「陣取り合戦」「鉄道対決旅」「鬼ごっこ」などに出演されていますが、ゲーム性に富んだこれらのシリーズよりも、ただゴールを目指して、ボロボロになりながら4日間前へと突き進む元祖バス旅が大好きです。
さて、今回の検証はいよいよ第20弾です。この放送の前週にはそれまでの歴史を振り返るスペシャル番組も放映され、改めてバス旅の魅力を振り返ることができた番組になっていました。
第20弾の舞台は第3弾以来となる北海道。洞爺湖から地球岬、襟裳岬、納沙布岬をチェックポイントとして、ゴールは知床半島の付け根・羅臼です。マドンナは森尾由美さん。明るいキャラクターが魅力的でした。
第20弾の実際ルート
シリーズ最長となる1,120km、そしてシリーズ最速ゴールという記録づくめの旅となりました。
それでは、2023年のダイヤで行ってみるとどうなるでしょうか。
2023年の検証ルート
概ね実際ルート通りに進めますが、現在のダイヤでは苫小牧から浦河へと向かう特急バスは日1便しかなく、この日は乗ることができません。この日到達できるのは浦河の手前の静内までとなります。なお、登別駅前滞在時間は1時間。実際ルートでの一行のように登別温泉まで行って、そこから登別クマ牧場に行く余裕はないかも知れません。
2日目も実際ルートと同じく陸別まで。日高本線の鵡川-様似間の廃止により代替バスの路線網が整備されて大きく待つことなくスムーズに乗り継ぎが可能です。実際ルートでは陸別に深夜に到着するバスに乗っていましたが、今回の検証では帯広を夕方に出られるのである程度人間的な時間に到達することが可能です。
3日目も実際ルートと同じく、根室から納沙布岬まで行って、折り返してきて根室泊となります。2本の特急バスでダイナミックに都市間を移動できるのが幸運でした。なお、実際ルートでの一行は納沙布岬で沈む夕陽を拝んでいますが、検証ルートでは、納沙布岬折り返しは30分もないため、夕陽を見ている暇はないかも知れません。
この日も実際ルートと同じくわずか2本のバスで、午前中に羅臼に到着することができます。
まとめ
というわけで、1日目の宿泊地が浦河から静内に変わったくらいで、それ以外は実際ルートとほぼ同じ道のりで2023年も進むことができます。結局歩きらしい歩きは地球岬団地からチェックポイントの地球岬展望台までの道くらいで、それ以外は歩きなし。実際ルートでは森尾さんが「ずっとバス乗ってるばかりでつまらないと視聴者は言っているかも知れない」とぼやいていましたが、その通りずっとバスに乗り続ける旅となります。しかし、それはそれで、森尾さんも苦しんだ腰やお尻の痛さに耐える苦行といえるかも知れませんね。
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(トップ画像は「CraftMAP」様の白地図を使用させていただいております)
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