「リトライできるのが早い」ということ(お題:「Ori」シリーズ)

お題1:「Ori and the Blind Forest(オリとくらやみの森)」

 Xbox版:https://amzn.to/2OosW4m

Switch版:https://ec.nintendo.com/JP/ja/titles/70010000018711

Steam版:https://store.steampowered.com/app/261570/Ori_and_the_Blind_Forest/

お題2:「Ori and the Will of the Wisps」

Xbox版:https://www.microsoft.com/ja-jp/p/ori-and-the-will-of-the-wisps/9n8cd0xzklp4?activetab=pivot:overviewtab

Steam版:https://store.steampowered.com/app/1057090/Ori_and_the_Will_of_the_Wisps/

Ori and the Blind Forest(オリとくらやみの森)」が1作目で、「Ori and the Will of the Wisps」はその続編。1作目はSteamやSwitchでも出ているようですが、私はXBox Game PassでXboxでプレイしました。

ここからタイトルがないので、「オリ1」「オリ2」でハナシます。

基本は「逃げろ!」

まずオリは1も2もバチクソ面白かったです。

決してオリだけでもないが、昨今の横スクロールアクションはもう背景がすごい。それはもう動画でもわかる。ひょっとして3Dでは?いや2Dなんですよ。
1も2もため息が出るくらい背景がすごい。
音楽も劇的でイマイチよく飲み込めないストーリーにも意味が出てくる。

「オリ1」では主人公、オリの軽さに苦戦した。軽さとはジャンプした時の対空時間。
ジャンプ→飛びすぎる→着地点定まらない。
ということが多すぎて慣れるのに時間がかかる。

マリオUSAのルイージといいますか。
細い杭の上に乗るということに何度失敗したか。
ただその対空時間というか機動力には理由があると思ってる。

オリ1はボスを基本倒さない。
そういう意味ではボスらしいボスもおらず、その機動力で「逃げる」のだ。
持ってるアクション(空中ダッシュ、敵を逆方向に弾いて反動で大ジャンプetc)と自分の反射神経でコントローラーを捌いて、追いかけてくる巨大ボスからいかに逃げ切るか?
この「逃げる」のは2にもほぼ全ボスにあるんですが呼吸を止めるほど緊張する。
一つのミスで出だしからやり直しである。
当然何度もミスすることがあり、1日おいたりしながらも何度もトライして、逃げ切った時は家で1人ガッツポーズをする。
この光景を開発者はニヤリとして見たいに違いない。

かたやオリ2は、アクションが豊富になったり登場人物が増えて困った人を助けたりする、プチRPG要素がある。
1からボタン配置も変わってる箇所もあるので1からすぐ2に行くと戸惑いがある。

個人的には2は「要素が多すぎ」という印象があった。なんか役に立つかよくわからないアビリティや、本当に使えない攻撃パターンが多く、実質それらを全部使うことはなかった。

ただ2は明確にボスを倒すという行為があるので、それはそれで面白い。勿論難しいが。
特にラスボスの最終形態は本当考えた人はサディストを超えてタガがはずれちゃったイカレ具合である。褒めている。

「いやこんなの無理だよ!!!!!!!!」ってゲボ吐くかと思った。

ヒントはヨッシーアイランドのラスボスのあの感じ。。そう!あの感じ!

わからないならしょうがない。

どちらかといえば1がより横スクロールアクションとしてシンプルである。
未プレイな人はまず1をプレイして欲しい。
1にシリーズの核の部分が詰まってる気がする。
1で2のようなボス戦があればゲームとして究極体な気もする。

難しいが故にイライラしたくない

なんとなく察せるかと思いますが、洋物だし2Dアクションだし、Oriはいわゆる「死にゲー」である。
私もまあ死んだ死んだ。
もちろん「コレモウムリダヨー」と思う時もあったけど、でも最後まで続けることができたのはやはり「リトライさせてくれるまで異常に早い」ことだと思ってる。
私的には大事なことで。

比較に使って申し訳ないのですが、「SEKIRO」といういわゆる死にゲーがある。
プレイしたが正直諦めてしまった経緯がある。

死ぬのは良い。俺が下手だから。
そして「SEKIRO」では「死」ってでっかく画面に出してくる。
そこではない。(イラッとくるが)
そのあとリスタートまでロードが結構待つのである。
ここである。これがテンポが悪い

もちろん俺のPS4の型が古いということもあるかもだけどロード時間がチャレンジ欲を下げてしまっていた。

かたやOriは失敗すると1秒〜3秒ですぐリトライできる。これだけでプレイにリズムが生まれる。これがすごく良かった。細かいことだけどこういうのが地味に嬉しいと思う。

折角ゲームをやるなら私は死にたくないのである。クリアーしたい、ガッツポーズしたいのであるから、こういうゲームデザインは地味だけど凄く重要だと思った。

Oriで獲得した程よい挫折と最高のガッツポーズでまた生きていける気がする。

3はよくわからんが出たら多分またやります。

※8/6にオリ2のパッケージ版が出るそうですよ。

https://doope.jp/2020/07105442.html








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