RIMOWAが高くなった理由！？

昔から、仕事柄よく移動していたので
スーツケースを頻繁に使っていた。

今のスーツケースで何代目か
もう覚えてないくらい買い換えた。

いろいろなメーカーを使ってきたが
行きついたのがドイツのRIMOWAだった。

世界ではじめてアルミニウム製のスーツケースを作ったのだが
一番のお気に入りは
5年間の保証があったからだ。

使う頻度が多い分壊れるのも早く
特に、タイヤのところ、取っ手の部分がよく壊れる。

が、保証で直してくれるので
相当長く使える。

RIMOWA前は壊れると、新しいのに変えていたが
今は、長く使っている。

が、2016年にヴィトンを保有する
フランスのＬＶＭＨモエヘネシー・ルイヴィトンが、
リモワ株の80％を６億4000万ユーロ（約730億円）で取得し
そこから、販売、経営がLVMHに完全移管するまでに
タイムラグはあり、2018年くらいから変わり始め
ロゴや、品名呼称など変化し
いよいよ昨年くらいから完全に変わった感じだ。

その結果、価格は、高級ブランドを扱うLVMHらしく
5割増しくらいになった。
その代わり、保証が5年から永久になった。

LVMHは
CEO ベルナール・アルノー氏
現在は、世界一の大富豪だ。

そのLVMHグループは
75のブランドがあり
LOUIS VUITTON （ルイ・ヴィトン）
Dior、Chaumet （ショーメ）、HUBLOT（ウブロ）
BVLGARI（ブルガリ）、Moet & Chandon （モエ・エ・シャンドン）
Dom Pérignon （ドン・ペリニヨン）、Krug （クリュッグ）等がLVMHグループだ。

LVMHのグループ売上（収益）は
2022年で、791億8400万ユーロ（約11兆8千億円）
粗利が、541億9600万ユーロ（粗利率68.4%）
純利益　140億8400万ユーロ（純利益率　17.8%）

この桁違いの粗利率に、利益率だ。
つまり、これぐらいの価格でも売れるネットワークと
販売ノウハウがあるから

その粗利率にあうように値段も上がる。

いやー、高くて買えない価格。
でも、高いからこそ、買うマニアがいる。
それがブランドを支えているのだ。

『高級品（ブランドもの）の中国に占める割合はどれくらいでしょうか？』

それでも、売れていて品薄状態が続く。
高級ブランドは中国の経済成長と共に伸びてきたが
ここにきて、一服感があり、株価も下落した。

さて、今後どうなるか？
私の望みは、ブランド力なんてどうでも良いから
良い製品を作り続けて欲しい。