|Aug. 2023|積ん読はまだ遠くへ
高校生のとき、はじめて池澤夏樹の『夏の朝の成層圏』を読もうと本を手に取った。大学生のときは『南の島のティオ』を読もうとして同じように本を手に取った。とても読みたかったのにどうも表紙を開く気分になれず、またその気になっても、どうしても夏うちに読みたいと思って本棚に戻した。しばらくすると、その読書熱は収まって、そしてまた読みたくなって・・・。時間が経つので読もうと思ったときには(結局読まないのだが)手元になく追加で買って、夏に新幹線に乗ると駅の書店に寄っての繰り返しで同じ本が何