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他犬を回避、そしてどうなった?

いつ頃のポストだったでしょうか…
ガラの犬としてレベルアップを目指して、当分の間は他犬を回避していくと宣言しました。
その後の経過報告です。

ガラは基本的に他犬が好きです。
ごあいさつして、相手を確認したい派です。相手が来てくれるのをじーーっとその場で待ち続けたり、元気良く近付いていったり。

相手を確認したい!!という気持ちが発動すると、そこにガラのすべての意識が集まってしまいます。私のことより相手のことより、自分の想いが最優先になる。
外から見ていてもホルモンどばどばで全身のバランスが乱れていくのがよくわかります。
とても静かでひんやりとした興奮状態です。
(興奮にはふたつあると思ってください☝)

そこで大騒ぎしたり揉めたりというわけではありませんが、健康的な状態ではないなと。
ガラのストレスや興奮が高いと、落ち着きのない犬や動きのおかしい犬に対して過剰反応が出ますが、基本的には大体モテます。

確認のあいさつが済んだら、相手がガラと遊びたがっても「私はもういいの」と冷静な塩対応。さっきまでの全集中の呼吸はどこへやら。
そんな塩ガラを、ガッちゃん!ガッちゃーーん!!と泣き叫びながら引き留めようとする犬達も😅
たまに気が合った子とは遊ぼうとしたりしますけどね。

あ、昨日はガラファンのおじちゃんがガラを見かけてオヤツを握りしめながら呼び掛けてくれましが…ガラは一瞥くれて「私は今忙しいから」と立ち寄ることもなく…おじちゃんにすみませんと頭を下げながらその場を去りました😅
気紛れな塩対応がモテの秘密😂

そんなガラですが、犬としてのレベルアップを目指して徹底回避を始めたわけですね。

そして今現在も積極的に会うことは避けていますが、たまに犬と遭遇したときのガラの意識に変化が現れています。
相手の存在に対する執着と興奮のレベルが明らかに下がっています。
これはだいぶ早い段階で現れ始めた変化でした。
もちろん、積み重ね中なので相手との距離は十分に取ってのことですが、その距離が明らかに縮んでいます。
以前ならこの距離でもこの反応はできなかったぞ、と。

回避と距離がもたらす重要な効果を痛感しています。

他犬や他人が苦手な犬は、他犬や他人に対峙させるより、まずはしっかり回避をしましょう🍀
興奮し過ぎてしまう犬も然り。
その距離が、その回避が、犬に冷静になる機会を与えてくれます。
冷静でなければ学ぶことはできません。
ストレス刺激に晒され、リードなどでコントロールされていては、犬の脳はそれだけでいっぱいいっぱいになってしまいます。
そのとき犬が学ぶべきこと(私たちが学んで欲しいと願うこと)は、それでは学ぶに学べないのです。

住環境によっては完全回避は容易ではないかもしれません。しかし、可能な限りの回避は必要です。
それは車や自転車、キャリーバッグなどを使用することになるかもしれないし、時間や地図を描くことから始まるかもしれませんが、一切回避ができないということはないはずです。

できないと嘆くより、愛犬とご自身の安全と健康の為にも、可能な限りやるための工夫と努力をしてみてもらえたらと私は願うのです🙏

まだ積み重ね中なので距離や環境に配慮しながら、引き続きレベルアップを目指していきます~☺️

※この記事はインスタグラムに掲載されたものです

https://www.b-paws.com
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. 🐾B-Paws中沢俊恵,CPDT-KA🐾
Certified Professional Dog-Trainer(国際資格)🐕
JADT認定 A級トレーナー
🐶パピーから問題行動までトレーニング。
📗トレーナー養成スクール校長
👤セミナー/施設監修 .

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