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【マリンバソロコンテスト①】2本マレットで演奏できる作品を探している方おすすめ!初心者向けマリンバソロ曲5選
冬になるとソロコンテストや発表会で忙しい時期になりますね。
私も吹奏楽部時代、合奏の合間にソロコンテストに向けて練習していました。
ただ実際、今自分がどのくらいの実力であるかはわかっていませんでした。ものさしは吹奏楽コンクールの成績のみ。
そのためかなり難易度の高い作品を選択してしまい、痛い目を見た記憶があります。
私のように、ソロ演奏に挑戦したいけど、どの難易度で挑戦すればいいのかわからない方もいるのではないでしょうか?
このページでは、数々の打楽器のソロコンテストに出場し賞をおさめてきた私が、
ソロコンテストの曲に迷われている方、また自身のレベルにあった曲を探している方に向けて、ソロ曲を紹介していきます!
そして今回は第一弾!中学生や初めてソロコンテストに参加する方、また初心者の方、二本マレットから始めたい方向けに、マリンバソロ曲を5曲紹介していきます!
(2本マレットで演奏できる曲は⭐︎をつけております)
ぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
1.Rain Dance / Alice Gomez
1曲目に紹介するのは、アリス・ゴメス作曲のレインダンスです。
約10年前からソロコンに参加した私ですが、当時から各ソロコンで1人は演奏しているほど、人気の作品です。
人気の秘訣は、おそらく美しいメロディーに魅了されること、また技術的にも初心者の方がやりやすいからではないかと思います。
同じフレーズが何度も繰り返されるので、各セクションごとに風景や色彩を変えることがポイントとなってきます。
演奏されている人が多いからこそ、曲を分析した上でどのような音を出したいのか頭で考えるとオリジナリティ溢れる演奏ができるでしょう。
2.⭐︎プリズム / 安倍圭子
2曲目に紹介するプリズムも、Rain Dance同様、数年間人気のある作品です。
プリズムは2本マレットで演奏できる作品で、曲の8〜9割が6連符で構成されています。
YouTubeの演奏を聞くと難しいように感じられますが、作曲者はマリンバ奏者である安倍圭子さんだということもあり、比較的演奏しやすい手順になっているのも特徴です。
3.⭐︎Marimba Dances 1楽章/ Ross Edwards
Marimba Dancesは3楽章形式の作品です。
その中でも、ソロコンテストにもってこいなのは1楽章。2本マレットで演奏することができます。
題名の通り華麗にダンスを踊っているかのようなポップで明るい曲調、またマリンバらしいポロポロンとしたサウンドを楽しめる作品でしょう。
楽譜だけをみると変拍子だらけで難しそう...と感じるかもしれませんが、さまざまなステップを踏むダンスを想像すると、その変化球すらも楽しめるかと思います。
機会があれば、2.3楽章も演奏してみてくださいね⭐︎(2楽章は2本マレット、3楽章は4本マレットです)
4.⭐︎Furioso and Valse in D minor / Earl Hatch
この作品もプリズム、Marimba Dance同様2本マレットで演奏できます。
ソロコンテストで演奏される機会はめっきり減りましたが、最近では演奏会のライトプログラムに導入されていることも。
Furioso(熱狂的にという意)部分は、全て3連符で表記されています。fが続くごとに加え休符もほぼないため、疾走感あふれる演奏が求められます。
打って変わって少し奇妙な和声が続くワルツ部分は、リラックスしつつも可愛らしい丁寧な音色や、音の繋がりを意識する必要があるでしょう。
この楽曲は3連符と3拍子(ワルツ)の違いを明確にすることがポイントです。
比較的シンプルですが、追求すればするほどスルメのように味が出てきます笑
私自身も演奏した際、ワルツ部分の音色作りにこだわった記憶があります🤔
周りとは違った作品を演奏したい方におすすめの楽曲です。
5.Gitano / Alice Gomez
最後にご紹介する曲は、Rain Danceも作曲したアリス・ゴメスのGitanoです。
今回紹介した楽曲の中では1番難易度が高く、一見YouTubeなどの演奏を見ると「最初の左手どうなってるの...」と思われるでしょう。
しかし、最初の手法さえマスターしてしまえば、さほど他の曲と難易度は変わらないと思います。
逆に言えば、最初の部分さえマスターしてしまえば、「難しい曲を演奏しているんだな」と思ってもらえる可能性もあります笑
最初の手法を説明します。4本マレットの左から1234とすると、1から順に2と3のマレットを順番に動かすと、演奏することができます。
この手法を習得した上で、Gitanoを演奏するか考えてみても良いのではないでしょうか。
この曲も私自身マリンバを始めて1年目の時に演奏しましたが、構成がわかりやすく、すぐに頭に入ってきた印象です。
聞き応えもあるので、演奏会やソロコンテストに持って来いの楽曲だと言えるでしょう。
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今回は中学生や初めてソロコンテストに参加する方向けに、マリンバのソロ曲を紹介してみました。
今後も打楽器奏者である投稿主が、皆様のお役に立てるよう執筆して参りますので、また読んでいただけると非常に嬉しいです。
質問などは、いつでも受け付けておりますので、お気軽にコメントしていただけると幸いです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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