見出し画像

中小企業診断士 副読本を読む「経営戦略概論」第23夜

経営戦略論の全体像を把握できる良書として紹介されていた「経営戦略概論」(波頭亮・産業能率大学出版部・2016年)についての読書メモ。第23夜は「文化研究」です。

◇文化を研究する理由は?
・企業風土や組織人の行動様式などは「文化」と強く結びついている。
・企業がグローバル化する場合、国ごとの国民性や価値観が経営に影響する。
・国民性を科学的に分析する指標や計測方法の研究・活用が進んでいる。

◇文化が重要になった経緯は?
・1980年代までは良質な製品を作りさえすれば、国際的な事業展開が可能だった。
・1990年代以降は、ビジネスモデル自体を移設し、事業オペレーションを「現地化」させる必要がでてきた。
・現地の社会特性や文化特性を考慮しないと、事業展開が上手くいかないケースも出てきた。

◇「国民性」を測る方法は?
・「ホフステッド指数」、「GLOBE指数」、「CAGEフレームワーク」などがある。
・ホフステッド指数は、①男らしさ/女らしさどちらを尊ぶか、②リスクを避ける/好む、③個人主義/集団主義、④権力の不平等に対する許容度で分析する。
・GLOBE指数は、①自己主張の強弱、②制度上の集団主義の強弱、③グループでの集団主義の強弱、④未来志向の強弱、⑤ジェンダー面の平等の程度、⑥人道的志向の強弱、⑦成果主義の強弱、⑧権力の受け入れ幅の程度、⑨リスクを避ける/好むで分析する。
・CAGEフレームワークでは、企業が海外進出する際の重要要素として①文化、②政治、③地理、④経済を挙げている。

次回は「企業のサスティナビリティ」についての読書メモを紹介します。

皆さんの試験勉強がうまくいくことをお祈りいたします。

【中小企業診断士 副読本を読む「経営戦略概論」まとめ】
https://note.com/bozyon/m/ma779ae9288ee

#中小企業診断士副読本を読む
#中小企業診断士
#資格取得
#働きながら資格取得
#企業経営理論
#副読本
#ホフステッド指数
#中小企業診断士目指している人とつながりたい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?