セベクデュエル 拡張：王家の財宝
概要
「王家の財宝」拡張で新たに導入される王家タイルは、価値が高く、2種類の商品の両方とみなせるため商品タイルセットに柔軟に組み込みやすくなっています。
しかし、王家タイルの獲得は直接的に汚職ポイントをもたらします。
ゲームの準備（変更点）
新たなカヌートークン2枚を基本セットのものに加えます。
新たな人物タイル、王家タイルを、基本セットの商品タイル、人物タイルに加えて1つのタイルの山にします。
その後、通常と同様にセットアップをします。ただし、王家タイルを市場タイルに置くときは人物タイルと同様に、裏向きのまま置きます。
手番でできること（変更点）
①タイルの取得
市場ボードから王家タイルを取得する場合、手順は以下の通りです。
アンクポーンの横棒を任意の方向に向けます（人物タイル取得時と同 じ）
他のタイルの取得時と同様に、選んだ王家タイルを手札に加えます
ボード脇に残っている王家の汚職トークンのうち1枚を裏向きのまま選んで得なければなりません。得た王家の汚職トークンは表面を確認し、裏向きにして汚職ボードの近くに置いておきます。
重要：王家の汚職トークンを得る必要があるのは、王家タイルを市場ボードから直接手札に加えた場合のみです。
得るタイルを選ぶ際に、王家タイルを通過してその先にあるタイルを選んだ場合、得なかった王家タイルは通常のタイルと同様に汚職ボードに置き、王家の汚職トークンを得ません。
人物タイルやカヌートークンの特殊能力で、相手の手札や汚職ボードから王家タイルを得た場合も、王家の汚職トークンを得る必要はありません。
②タイルの売却
王家タイルを含めて売却された商品タイルセットの得点は、王家タイル1枚につきスカラベアイコンが2個描かれているとして計算します。
王家タイルを含めた商品タイルセットを売却するためには、以下の2つのルールを守る必要があります。
売却する他のすべてのタイルにかかれた商品が同じで、かつその種類の商品が売却するすべての王家タイルにも描かれていること
売却するタイルセットの商品が、1種類に確定すること
（補足）
・セベクタイル2枚＋王家タイル1枚のような組み合わせは不可（どの種類の商品を売却したかが確定できない）。
・セベクタイル1枚＋王家タイル2枚なら、2枚の王家タイルに共通する商品が1種類に確定できるので可。
・既に売却したセットに付け足す場合は、付け足す先のセットの商品種類が確定しているためセベクタイル2枚＋王家タイル1枚のような組み合わせでも可
汚職の計算
ゲーム終了時、各プレイヤーは獲得した王家の汚職トークンを公開します。トークンに書かれた数字はそのまま各プレイヤーの汚職ポイントに加算されます（”4”と書いてあれば4汚職ポイント）。
汚職の比較は基本ゲームと同様です。汚職の差が開きすぎて袋から十分な数のデベントークンを引くことができない場合は、残っているデベントークンを可能な限り引き、不足分を引く権利は失われます。
新たな人物タイル
王室顧問（象牙）
手元の王家の汚職トークンを1枚選んでゲームから除外する。
スパイ（セベク神）
これまでに使用された人物タイルのうち1枚を選び、その特殊能力をコピーする。
売却された商品タイルのセットに含まれている人物タイルを選ぶことはできない。
新たなカヌートークン
・対戦相手が持っているデベントークンを、ランダムに1枚選んでゲームから除外する。
・このトークンを既に売却した黒檀または大理石の商品タイルのセットの上に置く。ゲーム終了時、このトークンを置いた商品タイルのセットは、スカラベアイコンの総数が2個多くなる。
このトークンを、黒檀または大理石の商品タイルのセットを売却したボーナスとして得たときも、いま売却した商品タイルセットの上に置いてよい。