オルレアン プロモタイルレビュー 第2回:新たな場所No.2
こんにちは。オルレアンが大好きすぎてアイコンもオルレアンになってしまった者です。
この記事は、前回に引き続き、2021/12/9にengamesから日本語版が発売される、「オルレアン プロモタイルセット」に収録されている全24種のプロモタイルを3枚ずつ取り上げてレビューしていく企画の第2回です。
レビューの前提条件などについては第1回の記事に詳しくまとめていますので、そちらを参照ください。
第2回:新たな場所 No.2
兵舎(Ⅰ)
[常時]
★★★
「ハーブ園(基本)」「学校(基本)」の逆。移動と建築のときに騎士が不足しても、適当な随行者で代用して交易所が建てられる。
袋の中に騎士がいなくてもよいが、騎士をまったく取らないとドロー数不足に陥りがち。騎士を得てドロー数を増やしたうえで、他プレイヤーに先んじて早々に公益事業ボードの騎士用スペースのボーナスを得ていくのに使いたい。[建築][研究]あたりで不足している建物や発展トラックを補ってもいいし、[錬金術]に送って随行者を1つ引くボーナスを全プレイヤーに先んじて使ってもよい。
裁判所(Ⅱ)
(赤)
★★☆☆
プロモで初めて登場する、建物タイルなのに他プレイヤーに直接攻撃できるやつ。直接攻撃を好まないメンツで遊ぶときには抜いてもいい。
使われる側からしたら、ようやく移動してきて次手番で商館を建てる気まんまんだったのに、たった1金で隣の町に強制立ち退きさせられて、しかもその道中の商品は裁判所の持ち主に奪われる。理不尽がすぎる。陸路にせよ水路にせよ、移動するのってそんなに簡単じゃないからな?
交易所を建築できないことがぐっさり刺さる場合はそこまでないが(「港(プロモ)」の連続条件を満たす前に他プレイヤーに交易所を建てられてしまったときくらいか)、単純に建築数が1つ削れて、計画が狂うだけでもダメージは割と大きい。自分の近くに錦織や羊毛がある場合、裁判所の持ち主の暇つぶしで動かされることがあるかもしれない。気を付けたいが「聖具室(基本)」をもってしても防ぎようはない。
裁判所が獲得できるときに、自分で率先して取るほど強いかと聞かれると正直微妙。他に取りたい建物がないときに、他プレイヤーに取られるくらいなら自衛のために取るかどうかを検討するくらい。
劇場(Ⅱ)
(各色1個ずつ置ける)
★
得られるコインの額に対して労力がかかりすぎ。一時的に使いどころのない随行者を送り込んで小銭を得るか、置きっぱなしにして疑似的な圧縮手段にするかくらいしか用途が思いつかない。疑似圧縮するなら普通に公益事業送りにしたい。
盤上に置かれている随行者が多いときほど有効に働く場面がない(逆に砂時計タイル「人頭税」のように不利に働くものまである)ので、ここに随行者を溜めることもあまりメリットにならない。
ということで、主軸にする戦法が見当たらない。不遇。せめてもう少しもらえるコインが増えるなら頑張る気にもなれたのだが。
以上、第2回:新たな場所No.2 のレビューでした。
次回は第3回:新たな場所No.3で「港」「石切り場」「工場」の3枚のタイルをレビューしていきます。どうぞお楽しみに。
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