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床の軋みを直したい その1
先週に引き続き、床下作業をやってます。
前回とは別の場所です。
床の軋みが酷くなってきたところを直したい。
シロアリが原因だったら嫌だしね。
勝手口の入り口付近
かなり工程を飛ばします。
30cmの床下点検口を取り付けます。
点検口を取り付けたいというよりも、床を直すのには床板を切らないと作業できないので点検口をつけて誤魔化す感じでしょうか。
いやいや、それをやろうと思ったら点検口がいるよね。
どっちが先なんだ。
![](https://assets.st-note.com/img/1685266040404-jV8ur9291O.png?width=1200)
まんなかに分厚い根太が入ってました。写真じゃわからんよね。
これを切ってまでキレイに施工する意味や効果はないです。
このまま作業を続けます。
半分食われてる木材の破片がでてきた。
ここはモルタルなんだけど底面が食われて
ウェットになってる。
これはイエシロアリなんじゃないかな。
でも、これ以外はやられてる形跡がなかった。
あとで薬剤を散布しよう。
![](https://assets.st-note.com/img/1685266582299-DAeO8YIJ9I.png)
根太を追加するために、ここを切らないといけないんだけど
狭くて工具が入らん。
![](https://assets.st-note.com/img/1685266313411-L5qQSHpQn4.png?width=1200)
引き回し鋸で切ります。
よく切れるんだけど、手が入りづらいからしんどい。
![](https://assets.st-note.com/img/1685266398389-0vFo9pZ0p6.png)
追加の根太は微妙にサイズがあわない。
カンナで削ります。調整が悪いせいで面が荒れてます。
![](https://assets.st-note.com/img/1685266463863-ooxGlKqFha.png?width=1200)
なんだかんだで完成!
![](https://assets.st-note.com/img/1685266541377-8uHXSj907K.png?width=1200)
はい。完成!これでも半日かかったと思う。
板の色が違うって???
そんなの気にしません。
細いビスをきわ部分に打ち込みました。黒っぽいので目立ちません。
前回もこれにしとけばよかったかな。
![](https://assets.st-note.com/img/1685266732379-y1fgpRI834.png?width=1200)
玄関付近
さて、日付は変わり、本日は玄関付近の軋みを直します。
軋みを直すのと、床下の点検&掃除を兼ねてます。
シロアリの薬も改めて撒こうかな。
![](https://assets.st-note.com/img/1685266869877-LvZBcU9LXG.png?width=1200)
一部屋半の距離は長いぜ。
突き当りまで匍匐前進です。
しかも地面はしめった赤土です。
![](https://assets.st-note.com/img/1685266970365-BNbOR1ATON.png?width=1200)
薄型の束石ピンコロを買うことにしました。はじめてのピンコロです。
ブロックやレンガより丈夫そう。
レンガはうちに余ってるんだけど表面積が足らないからこっちのほうがよいと思います。
というかピンコロとは床下を支えるためのものなのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1685267047383-uXQPiVcZ7u.png)
さぁ!今日も探検だ!
なぜか川口浩探検隊の詩が脳内で再生されます。
すでにゴミは撤去済みなので割とキレイに見えます。
今回はブルーシートを敷きました。
木の切れ端が映っていますが、これは床板と根太の間に差し込みます。
![](https://assets.st-note.com/img/1685267169901-ls2eL8jdZx.png?width=1200)
右側を見ると、すでに鋼製束が入ってる。
新しめの杉の束柱も入ってる。
おれの部屋があるエリアです。
確か、5年ぐらい前に床を張り替えたと思う。
![](https://assets.st-note.com/img/1685267323400-oOn3IZtLnj.png?width=1200)
結局、今日は鋼製束を3本追加したのと、各種補強や床板との隙間をうめました。
玄関付近がしっかりしてきました。
床のしなりが少なくなり、ギギギ!という音がギッぐらいになりました。
この違いは大きい。
シロアリの影響はあまりなかったけど、木が古すぎたり若干腐ってるようです。だからしなりやすいみたいです。
ほんとはあと3か所ぐらい直したいんだけど、今日はここまでとします。
解体・修理・片付け は3点セットなのです。
出てきたゴミを片付ける作業も必要なんです。
![](https://assets.st-note.com/img/1685267559881-eZcB3MfKQw.png)
屋外の道具入れの脚が折れました。
3Dプリンタで作ったんですが、密度が足りなかったみたい。
印刷しなおして交換しました。
![](https://assets.st-note.com/img/1685267652380-im2bWVyLnf.png?width=1200)
最初は嫌で嫌で仕方なかった床下作業ですが、持ってる道具をフル活用しつつ、ゴミも掃除してたら、だんだんと平気になってきました。
GWにやろうと思ってたのにできなかった作業があります。
床下に潜ってみて思いついたんだけど、床下に入ってジャッキで上げて束柱入れ替えれば割と手間なくいけそうな気がしました。
失敗するとえらいことになるので慎重にいかねば。
おっと、その前にまだ軋んでる床はあるんです。
来週も潜ります。
撓み(たわみ)の計算
記事では「しなり」と書きましたが、たわみのほうが正しいようです。
気になった事があるので調べてみました。
根太と根太の真ん中に束柱を1本増やすと、たわみの量は半分になるのか?
直感的には半分な気がするのですが、ひょっとして半分以下じゃないの???という気もする。ちゃんと調べてみよう。
計算式を見ればわかるはず。
こちらによい情報がありました。
![](https://assets.st-note.com/img/1685268719919-5h2nelN9b5.png?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1685269211414-8qvDqk9eL2.png?width=1200)
この絵のAとBが根太です。
Pは床の上の人が乗っかってる重みです。
最大たわみ は PL^3/48EI で求まります。
Eがヤング率といって、部材が持つ固有の強度みたいなもん。
Iは断面2次モーメント・・・単位はmm4 わからんけど断面積の二乗ですな。
ここまではあんまり関係ないと思ってよし。
肝心なのは L の3乗です。
つまり、根太の幅の3乗に比例して撓みが増えるということです。
逆に言うと、根太と根太の真ん中に束柱を1本追加すると、撓みは 1/8 になるということです。
ほー、そーなんや。
直感的には半分でしたが実際は1/8なんですね。
いつまでこの作業を続けるのか
もしくはこの作業に価値はあるのか。
普通の人はこんなことしませんよね。
やるにしても、業者に頼むか、引っ越すか、家を建て直すかすると思います。
「餅は餅屋」という諺もあるし、なんでもかんでも自分でやればいいってもんじゃない。
この作業をやらなかったら、今日は何してたかな。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのvol3を見に行ったかも。
テニスをやってたかも。
七輪で肉焼いてビール飲んで昼寝してたかも。
おれの週末なんてその程度です。
だったらどっちでもいいか~。
それにね、これらの作業はおれの今後の人生に大きな影響があるような気がするんです。
永く安心して住める家 は今後の人生で大事にしたいテーマです。
そう思うようになってきたのは、ここ数年の修理作業の影響です。
次の家の教訓としたい。