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コンセプト作り③
おはようございます。仁美です!
今日もよろしくお願いします☆
今日もさっそくコンセプト作りをしていきます。
前回までのを振り返ると
コンセプト作りでは、コンセプトの第1歩となる主語、目的、役割から動詞と名詞を見つけました。
コンセプト作り②では、5つの話法の「○○から**へ」という変革話法やイメージできるものを借りて 「○○のような」を使うメタファー法の2つをやりました。
今日は、5つの話法の残り3つ「反転法」「スライド法」「矛盾法」で考えていきます。
私は、NewsPicksの動画を元にコンセプトを考えています。
コンセプトを作る5つの話法
3.反転法
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常識的なことを考えてみて、そこから常識をひっくり返すと新常識になります。
ワコールの場合
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当時ブラジャーはどうやって胸を大きくみせるかという競争ばかりだった時に、ひょっとしたらそれだけではなくて胸を小さく見せるブラというコンセプトを考えました。
調査をすると10%ほどがこんなブラが欲しかったということだったそうです。
ヴィンテージマンション
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概念を変えたコンセプトです。古くなるほど価値が下がっていた中古マンションをヴィンテージマンションにしました。そこから、リノベーションというのが出てきています。
佐藤仁美が作るNPO法人の場合
始めに作った、コンセプト作りの第1歩は
『障害児者とその家族が、イキイキと生きるために、私達は練習場を担う』です。
これを反転法を使って考えていきます。
・心の支援
・心の療育
・指導のない練習場
・生きる力を育む
・共に生きる
コミュニケーション能力、ひらがなを読む、計算力などの能力を高めることから、思いやりの心や挑戦する心、めげない気持ち、相手を認めるというような心へ焦点を当てたコンセプトにしたいと思いました。概念を反転したつもりです。
障害児者とその家族に対してなので、共に生きるまたは心の支援がいいかな?
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機能するコンセプトになっているかを確認してみます。
1.「顧客視点」で書けているのか
共に生きる:わかるけど、共に生きるから何?って感じが生まれそうです。
心の支援:心に焦点を当てるのがストレートに出ていると思います。
心の支援で続きを確認していきます。
2.「ならでは」の発想はあるか
心の支援は、私の住む千葉県東金市の周辺にはありません。
それに、私は作業療法士であり、身体や小児の分野だけのリハビリではなく、精神分野のリハビリもあります。このような点から見ても、佐藤仁美ならではです。
3.「スケール」は見込めるか
スケール?と思いますが、動画ではUSJを例に出して説明していました。
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これまでの映画だけに絞ったのは、「不必要にせまいのではないか?」となりました。狭すぎるコンセプトは、ビジネスのボリュームが見込めなかったら、そのコンセプトは意味がないんじゃないかとなりました。
そして、USJはエンタメのセレクトショップへと舵をきっています。なので、ニンテンドーや鬼滅の刃などみんなが好きなエンタメコンテンツを体験できるようになっています。
さて、私の場合はどうかなと考えてみます。
心の支援は狭いのか?広すぎるのか?
狭くしてみると
・思いやりの支援
・助け合いの支援
・挑戦の心の支援
これだと障害児者の家族に対して、当てはまらないです。家族は、自分の子が心配で不安になり悩んでいます。
逆に広くすると
・生活の支援
生活の支援で考えると、顧客視点で「生活?」となりそう。心の方が伝わる気がします。引き続き、心の支援で続けていきます。
4.シンプルになっているか
心の支援は、シンプルになっています!
というわけで、反転法では心の支援で案を出します。
4.スライド法
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コンセプトは2つの言葉の掛け算になっています。スライド法は、2つの言葉のうち片方を固定してずらしていきます。すると、ビジネスインパクトになります。
グリコの場合
男性にも買って欲しいということで、オフィスに出向いてみようとなり、オフィスグリコが生まれました。そして、新しい購入体験が生まれました。
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接頭語に付け加えることでも、新しいアイディアが出てきます。言葉遊びから入って、そこから本質的に何が大事かを考えていきます。
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