【note感想文】流行のカーフキックについて&パンチャー目線での対策(格闘技を始めるかもしれない息子に伝えたいこと40)

日本の格闘技界でカーフキックが話題になっている。ツイッターでは、MMAやK-1をはじめ各分野の格闘家がカーフキックについて、「痛い」とか「効果がない」とか、色々な思いをつぶやいている。
カーフキック自体はもともとMMAでは、ポピュラーな技術だったが、今回話題になったきっかけは、2019年6月23日(日)に東京・後楽園ホールで開催された「SHOOT BOXING 2019 act.3」でエースの海人選手が強豪の中島選手にカーフキックでダメージを与え、TKO勝ちしたことだ。
パンチャーの僕にとって、カーフキック対策は必須だ。対策を考えておかないとと思っているところに青木選手がカーフキックについてnoteを書いていたので早速読んだ。とてもためになったし、おもしろかったので紹介する。
また、取り組んでいるパンチャー目線でのカーフキック対策について書く。

青木選手のカーフキックに関するnote
「カーフキックが流行。その方法と対策論。」の紹介

青木選手のnote「カーフキックが流行。その方法と対策論。」は、MMAにおけるカーフキックについて、歴史、内容、対策と詳しくおもしろく書かれており、オススメだ。オススメポイントは4点。

1.「なぜ流行しているか?」をルールと、判定にかかる各技の評価の返還を絡めて解説されている

2.「内容」について、動画の紹介と文章で説明されており、わかりやすい
(現役トップ選手もこういう動画をチェックしてるんだなと、分かるのもおもしろい)

3.「対策」について、具体的な方法と心構えまで書かれており、格闘技全体についても触れている結論も納得がいく話だ

4.現役トップ選手にしか書けない内容

青木選手のカーフキックの流行を見て、さっとすばやくnoteを書く行動力と文章力がすばらしい。

パンチャー目線でのカーフキック対策

MMAルールでのパンチャーのカーフキック対策は大きく分けると基本の「カット」「カウンターパンチを合わせる」「蹴られにくい足位置にする」の3つだ。「カット」については、ローキックのカットの仕方で検索すれば詳しく書かれている記事などがすぐに見つかるので、ここではパンチャーとしての対策である「カウンターパンチを合わせる」「蹴られにくい足位置を保つ」について書く。が、「カット」について全く触れないのも悪い気がするので、オススメの動画を紹介する。
※フルコンタクト空手やMMA、キックボクシングしてる人のローキックは本当に痛い。心があっさり折れる。ローキックの「カット」の仕方は覚えておいた方がいい。

 カウンターパンチを合わせる

カーフキックはローキックの1種で、リーチはキックの中では短い。
カーフキックを蹴られる間合いは、フックやアッパーなど腕を曲げるパンチは届きにくいが、ジャブやストレートなど腕をまっすぐ伸ばすパンチは届く間合いだ。だから、カーフキックに反応できたら、ジャブやストレートで顔にカウンターを合わせる。
相手がカーフキックを蹴ったら顔にカウンターパンチをもらうとプレッシャーを感じるようになれば、カーフキックを蹴りにくくなるだろう。
しかし、相手との角度に注意しなければカウンターパンチは当たらない。
それは、カーフキックはフクラハギの外側を蹴るキックなので、蹴られたとき、相手は自分の前足に対して外側にいるからだ。自分の前足より外側の相手には、ジャブやストレートは当てられない。なので、カーフキックにカウンターパンチを当てるには、蹴られたときに前足の膝を相手に向けておかなければならない。前足の膝が相手に向いていれば、カウンターパンチが相手の顔に届く。
カーフキックの動きに反応して前足の膝を相手に向けるか、常に前足の膝を相手に向けて、フクラハギの裏以外のところを蹴らせながらカウンターパンチを顔に当てる。
※カーフキックに合わせて大きく踏み込めれば、フックでもアッパーでもカウンターで合わせられるが相手も警戒しながら蹴ってくるので難しい。

 蹴られにくい足位置を保つ

カーフキックは、外側に回って相手の前足のフクラハギの裏側を蹴るキックだ。イコール、外側に回らないと蹴れないキックだ。
つまり、常に前足を相手の外側に置いておけばカーフキックは、蹴られない。
具体的には「常に相手の外側にサークリングする」、「スタンス(足幅)を広げる」をする。
「カウンターパンチを合わせる」で書いたように、前足の膝を相手に向け続けることも意識して、蹴られにくい足位置を保ちつつ、蹴りにこられてもカウンターパンチを合わせられる状況を保てれば完璧だ。

 参考動画紹介 
“How To Defend A Calf Kick”

調べたらズバリ“How To Defend A Calf Kick”という動画があった。ここで言ってるカーフキックの防ぎ方は、カーフキックがきたら前足を10時の方向に動かして体重を乗せて、相手のスネに前足のヒザを合わせつつ、カウンターパンチを合わせる方法だ。カーフキックを読み切ったら狙うのもいいかもしれない。2:05頃から解説されている。


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