関係性を編むしごと
組織の役割を定義する上でたとえば、営業はお客様、人事は社員や採用候補者、などそれぞれ役割にとって向き合うステークホルダーがいると思います。では広報担当が向き合うステークホルダーはどこになるでしょうか。
たとえば、メディアリレーションズにおいて媒体社やマスコミの記者もそのひとつですし、企業価値を高めるコーポレートコミュニケーションにおいて株主・投資家との関係構築も重要です。もちろん、インターナルコミュニケーションにおいては社員もたいせつなステークホルダーですよね。
ただし、広報は複数のステークホルダーと向き合うだけでなく、そこで得た情報やアイデア、人脈を紡ぎ合わせていくことで「&を増やしていく」役割であるべきだと思っています。ステークホルダー同士が手を取り合って、重なり合いながら新しいプロジェクトが生まれたり、応援されるような関係性を築いていくイメージです。いわば”関係性を編むしごと”と言えるのではないでしょうか。
各役割が向き合うステークホルダーとのリレーションシップマネジメントを行うことで、より業務を円滑にしたり、KPIの達成に間接的に寄与していくことが出来るチカラがPRにはあるのです。おっと、この辺りを深堀りしていくと終わらなくなってしまいますので本日はこれくらいにしておきますね。
ほころびを見つけたときこそ、丁寧に編んでいきたいものです。
(2022.1.31 編集後記より)
※本記事は、毎週talentbookのお客様向けにお送りしているニュースレター「talentbook Magazine」にて掲載しているPR/Evangelist クボケイタによるコラムを抜粋し、再編集したものです。