SixTONES ABAREROを聴いてABARETA話
SixTONES 9枚目のシングルABARERO
毎度のことながら、熱くなれる要素がたくさんあって心の栄養をたくさん貰いました。
その話をここに。長いです。
シングル3形態、全部で9曲のラインナップ。曲数の多さと幅広さよ。
そしてそれぞれがとても良かったし、全体として見てもすごく好きだった。
ABARERO
MV撮影の合間に突如インスタライブを始め、メンバーは一言も新曲に触れず、手前に置かれたメモに発売日と曲名が書かれているとかいう愉快すぎる解禁の仕方。
広報にまつわる青ソニ氏の記事も、SixTONESの魅力を的確に捉えつつソニーさん自身も楽しみながら一緒にエンタメを作ってる感じがして嬉しかった…という話は脱線なのでそこそこに。
一言で言うと「待ってました〜!」な曲だった。
重みのある低音、アッパーチューン。
今までカップリングに入りがちだった曲調が、リード曲で販売されたことがすごくすごく嬉しい。
しっかりジェシーちゃんから始まるし、京本さんは高音轟かせてて、松村さんは低音で、樹ちゃんはまだまだ俺らのやり方かましていて(そこのラップが好きすぎる)、しんちゃんも怖いもんなしなラップとダンスだし、安定感ありつつバイクとライフセーバー操るこーちくんも、悉く痒いとこついてくる。
歌詞カードと一緒に聞いてると裏拍が沢山あってテンポ難しくてすんげ~ってなる。
毎回、その時の最高のものを感じるけれど、今回も例に漏れないなと…。
YouTubeでは未解禁だったイントロ部分と間奏あたり?のAyy!Ayy!の煽りが気持ちよい。絶対会場で聴いたら最高にテンション上がるやつ。
ちなみに私の好きな歌詞は「まだまだかますぜ俺らのやり方で」と「100/0 アンチと半端は論外」です。
ダンスはCLAP CLAP CLAP CLAPのところが好きです。
モンスター?の「う゛う゛ん…」みたいな声と、ちょっと『NEW ERA』みのある三味線風?和楽器風?のバックサウンドも好きです。
いつもなら30分で終える振り入れに6時間かけたところ、踊った後くたくたになってるところ、音楽番組はハンドマイク貫いてるところ、その姿勢にやられる。
私もそうやって生きていきたい。(私情)
「原点回帰」であり、「現在地」であり、「未来への展望」って公式HPに宣言するあたりに、どれほどの気合から作ってるかが窺える気がする。
『音楽と人』2023年5月号の、「バラードやポップが本流って勘違いされるギリギリまで来ていた」(ジェさん)、「今こういうのを出さないとまずい」(京本さん)っていうコメントが、中々に直接的で切実でハッとした。
このタイミングにアイデンティティとも言えるような「オラオラしたHIP HOP」を出すことに強く拘ったこと、その裏にはある種の危機感みたいなものも潜んでいそうなことが印象的だった。
心なしか、ダンプラ(Dance Practice)動画も音楽番組でのパフォーマンスも、Jr時代を彷彿とさせるような「尖り」がある気がする。
あとは、理屈云々は横に置いておいても、強制的に引き摺られるような彼らの引力が最高で、快感だなと思う。
Imitation RainとかNAVIGATORとか1STのメイキングでよく聞いていた「名刺代わり」っていうワードを、FC会報のABAREROに関するインタビューで久々に北斗くんが使ってるのを見てジン、ときた。
初の単独ドーム公演を前にこういうシングルをノンタイアップでやりたいようにできる、気合いと共にいい意味で余裕がある感じもして、とても嬉しい。
もしこれが一つのターニングポイントになるのだとしたら、これからのSixTONESが改めて楽しみ。
カップリング曲たちのダイジェストはこちら。
あえて、今回はあまり聞かずにシングルをゲットしました。
すごく新鮮な気持ちで聴けて楽しかったから、次回のシングルではできるだけリード曲でもやってみたいところです(が、おそらく我慢はできないかと。)
Hello
音の感じは『love u…』っぽい?
これまた樹ちゃんの高速ラップに脱帽した、すげーや。
無理に背中を押す感じじゃない、ラフに寄り添ってくれる感じの曲調と歌詞が大人で好き。例えるなら『Ordinary Hero』とか、『SUBWAY DREAMS』みたいな。
仕事帰りに聞くと心が優しくなる曲。SixTONESの音楽があれば頑張れる。改めて推しって有難い。
PARODY
この手のものをジャニーズで聴けるとは思わなかった…。2010年くらい?に沢山聞いたボカロを感じる、めっちゃくちゃ刺さった。
そしてものすごくHokuto Matsumuraの趣味の影を感じた曲。
EDM、HIPHOP、ロック、それぞれメンバーの音楽の嗜好からSixTONESの音楽が広がっているところも好きだな。
1STの時に衝撃をうけた『うやむや』から、少しずつアニメ調の曲がSixTONESの定番化しているのが嬉しい。1STの時は「新鮮」だったものが、新しい「名刺」になりつつある気がする。
デビューからの3年間、たしかなものなんだなってこれまた勝手にジンときました。
あ、あと、こーちくんと電子音の組み合わせの良さを感じた曲でもあります。
Drive
いや、さっすがにこれはドライブ行くでしょ。(ペーパードライバー5年目)
チルい。おしゃれ。絶対この曲のMVは6人が細長い車に乗って楽しそうにしてるやつです。
この曲歌ってる人たちがABAREROだの、「騒げーーーー」だの、「目を覚ませMonsters」だの歌ってたとはちょっと信じられない。
お気に入りは「今、このまま I’ll take you for a ride We can, We can」の京本さんと、しんちゃんのキャラメル溶かした感じの声です。
Good Luck! -Sunrise Soul Remix-
ふたり -Sunset Chill Remix-
もはや定番になったリアレンジシリーズ。これも欠かせない「名刺」な気がする。
『Good Luck!』はなんか聞き覚えあるな~と思ったんですが、おそらくこれはディズニーです。It’s A Small WorldとかUnder the seaみを感じる。
『ふたり』はアコースティックが最高。アコギの音が京本さんを彷彿とさせるのも良い。
いつか、ライブで生オケバックとか、生バンドバックとか、あわよくばメンバーが楽器弾くとかしてるSixTONES見てみたい。
人人人 -PLAYLIST Performance Day.6 Ver.-
Chillin' with you -PLAYLIST Performance Day.7 Ver.-
こちらも馴染み深くなった、Remixシリーズの映像版の役割にもなりつつあるPLAY LIST。
Chillin’ with youは、生バンドとのコラボがおしゃれ。
そして、私は『人人人』大好き人間なのでちょっとボリュームとってぶちまけさせてほしい。
『人人人』はPLAY LISTが初解禁の場で、サウンドはもちろん、歌詞の赤裸々さに震えて、好きすぎて睡眠不足をかましました。
なぜか『NEW WORLD』みたいな曲を聞くとつらくなる時に『人人人』の「超だりぃ」に救われる時がある。(って、100万回くらい言ってる。)
YouTubeでPLAY LISTを見ると、「やっぱり、CDの音と、6人集まってのパフォーマンスは別物なんだな」って思う。
想像でしかないけど、一人一人別々に収録するCDの声と、顔を合わせて歌うパフォーマンスでは、少しニュアンスが違うのかなと。
『声』の音源ももちろん好きだけど、それとは明らかに6人のヒートアップの仕方が違う気がした。特に、ラスサビ前のラップのところ。
バックミュージックのアレンジも、YouTubeより良く聞こえるのがCD収録音源の楽しさだなって思いました。
あと、ジェシーちゃんの最後の口から奏でる楽器もしっかり収録されてるのも良い。(笑)ほんとに音楽が好きなんだなぁと思います。
彗星の空
あえてと言うべきか、やはりと言うべきか。感想書くならこの曲が最後な気がして。
最初のオリジナル曲『この星のHIKARI』を彷彿とさせるタイトルも、『光る、兆し』『NEW WORLD』を思い出すストーリー性も、この曲が66番目の楽曲であることも、ファンにはたまらない点だと思います。
今回のシングルに収録された曲たちのなかで、群を抜いて6人で歌っているパートが長くて、歌詞も全て良い。
引用も憚られるけど、あえていくつか取り出すとしたら。
まず、贔屓目に見るなら、Aメロでは「背中合わせの日々は時に無情」だった松村さんが、2番では「叶う奇跡この目で見届けたい」になるところが好きです。あんたさぁ…大好きじゃん…となります。
ラスサビ前のパートが、しっかり京ジェに歌われるところも好きです。
一度は離れた6人が、最後の願いを込めてもう一度集まって、デビューして、3年がたって、改めて「また夢が輝けますように」って「誓う」。
全然言葉にならないけれど、ただただもう、たまらないなと。
どうかこれからも、少しでも長く、6人での活動を見て、応援していたい。苦労は計り知れないけれども、なにより6人が集まった時のエネルギーと楽しそうな姿が本当に好きです。
SixTONESであること、6人であること、それぞれの「声」そのものが一番の「名刺」なのかなって思ったり…しております。(いい感じに締めくくれた気がしてほっとした顔)
デビュー4年目。
5月で結成8周年。
このタイミングで、原点回帰・かつ現在の「名刺」の『ABARERO』を加えて、今日から初のドーム単独公演。
その名も、コロナ後ようやく観客の声出しが解禁された「慣声の法則 in Dome」。
1曲1曲の聴きごたえはもちろん、全体を通してのバリエーションの豊かさと、それぞれの持つストーリーが、ファンをたまらない気持ちにさせてくれる、今このタイミングにSixTONESが歌う意味がある盤だな、と思いました。
京セラドーム、東京ドーム、無事に駆け抜けられますように。
さわげーーーーーーー!!!!!!(Cv:ジェシーちゃん)