みんなの"幸せ"をシェアしてくれたお礼に vol. 2
昨年の11月に行われた、あきらとさんの企画『幸せをテーマに書いてみよう』の小冊子が届きました。
この小冊子を作製してくれた、あきらとさん、あらしろひなこさん、こげちゃ丸さん、たけのこさん、ルミさん(50音順)。素敵な贈りものをありがとうございました。
約70作品の"幸せ観"の詰まった小冊子。封筒から取りだしたとき、嬉しくて思わずギュッと抱き締めました。
ツートーンカラーの大人っぽい表紙をめくると、そこにはみんなの幸せ観がイイ香りをはなっています。
こんなにもイイ香りを届けてくれたささやかなお礼。みんなの"幸せ"をシェアしてくれた小冊子作製メンバーさんのnoteを、のんびりと紹介させてくださいね。
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紹介note vol. 2は、あらしろひなこさん。小冊子作製ではプランナー・データオペレーターです。
ひなこさんは“#エモいってなんですか マガジン”のピッカーをされています。ひなこさんの文章からは透明な色気を感じます。この透明感に惹きつけられるんですよ。
そんなひなこさんのnoteで、ワタシのお気に入りがこちら。迷いなくダントツ1番に好き。
つながりという紐をひっぱらず、切らず、
ただ、つながっていることを感じればそれでいい。
このフレーズ、心にストンと届きました。
人との距離感って難しいですよね。リアルの世界でもオンラインでも。
たとえば、自分の居心地のいいスペースを丸で表すとするでしょ。自分の周りにぐるっと円を描いて、その中心に自分が立つ。その円の内側、自分で居心地がいいなと感じるのがパーソナルスペース。
その円の内側に立って、両手に"つながり"っていう紐をギュッと握るの、何本も。その一本一本の紐の向こう側では、自分とつながりのある人が同じ紐を握っている。家族、親、友達、同僚、近所の人、知り合いなど。紐を通して多くの人とつながっている。
つながっている人のなかには、その紐をグイグイッと引っ張る人がいるかもしれない。引っ張られて、居心地のいいパーソナルスペースから思いがけず出てしまうかもしれない。ワタシはこの場所がいいのにな。今はココから出たくないな。そんな気分のときもある。
つながっている紐をたどって近づいてきて、ヒョイとパーソナルスペースに入ってくる人もいる。このスペース、一人用のサイズだから狭くなっちゃった。ちょっと息苦しいな、今は。そんなふうに思うときもある。
"つながり"っていう紐をピンと張るんじゃなくて、ほどよい撓みをキープしたままでいて欲しい。
あなたはあなたのパーソナルスペースでその紐を握って、そこにいて欲しい。ただそこに"いる"ことをワタシに感じさせてくれるだけ、それがちょうどいい。
お互いにコンフォートゾーンをキープしたまま、その距離感を保ったまま、つながっていたいんだよね。
もう1つのお気に入りnoteがこちら。
私はパートナーのことが大好きだけれど、それとは別に「私」の世界も必要なんだ。
私の世界があるからこそ、パートナーとうまくいっているような気がする。
以前このnoteを読んだときコメント欄にも書いたのですが、ひなこさんに100%同意です。
パートナーを愛することと、自分の世界をもつこととは相反するように見えるかもしれない。でも、自分の中では両立しているんですよね。
毎日の生活のなかで、自分1人だけで過ごす時間を欲してしまう。たとえ30分でもいい。妻とか母とかそんな鎧をぬいで素の自分になる時間。ココロをハダカにしたいのかもしれない。
自分1人だけで過ごす時間を持つこと自体が、パートナーに甘えさせてもらっていることかもと思ったら、ひなこさんも同じようなことを書いていた。
パートナーを頼ったり、仲睦まじく過ごしたりする。これはとても分かりやすい甘え方で、パートナーも喜んでくれる。
自分の好きなようにさせてもらうというのも、見た目には分かりにくいけど、それも1つの甘え方なのかもしれない。
そうだとすると、『甘えるのが苦手』だと思っているひなこさんもワタシも、もしかしたらちゃんと甘えることができているのかもしれないね。
私の世界があると同じようにパートナーの世界も存在している。その世界には私は踏み入れない。
ここも100%同意なんです、ひなこさん。
こういう関係性って居心地がいいんです、ワタシには。お互いの共通部分(たとえば子供のことや家のこと)については全力で関わり合うけど、お互いの個人の領域には踏み込まないようにする。
ひなこさんと気が合いそうだな、ワタシ。
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ひなこさん。
ひなこさんが胸の内を明かしているようなnoteを読むと、ココロに浮かぶイメージがあるんです。
それは、たっぷりと水の入った大きな水槽に砂がサラサラと落ちる映像。砂時計の砂みたいな細い線が、静まり返った水槽の底に向かってまっすぐに落ちていく。その砂の粒が淡い光をうけてキラキラしている。
なぜか分からないけど、そんな映像が浮かぶんです。ひなこさんの紡ぐ言葉が、サラサラと降り積もっていくのを感じているのかもしれません。
最後にもう一度。
小冊子ありがとうございました。小冊子を手にとって、みんなの幸せ観に包まれているこのひとときにも幸せを感じています。
--- vol. 3へつづく---