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【能登半島地震 275】 能登駅伝の復活 1月7日(火)

石川県の馳知事は、能登半島の復旧、復興を加速させるため、かつて大学生たちが襷をつないだ「能登駅伝」を復活させる意向を表明しました。


【記録より記憶に残る大会へ】


石川県
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【本当に復興になるのか】

「能登駅伝」の復活に向けては、いくつかの課題も感じます。まず、地震で損傷を受けた道路や橋などのインフラ復旧が地域ごとに進捗に差があり、安全に大会を運営するには多くの準備が必要です。また、観光客や学生が訪れることで地域経済への一時的な効果が期待されますが、それが長期的な復興にどう結びつくのかは、不透明な気もします。

さらに、住民の中には「駅伝の資金や労力を生活再建に充てたほうが良いのでは」という意見もあるかもしれません。そうした声を丁寧に聞いて、地域全体が納得できる形で開催できることが大事だと思います。

一方で、外部から訪れる人々が被災地の現状を知り、地元住民と交流することで、さらなる支援や理解を呼び込む可能性もあります。復興には物理的な修復だけでなく、地域の価値を未来につなげる意識も必要です。駅伝は、そうした機会を生む象徴的なイベントになる可能性はあります。

復興の希望としての駅伝が、本当に地域に根差した成果を生むために、今後の丁寧な準備と住民の声を反映した運営が求められると思いました。

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