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食器を食べる

 幼稚園の頃、住んでいた団地に屋台を引いて、冬は焼き芋、夏はわらび餅をよく売りに来ていた人がいた。同一人物であろうと思われるが、思い込みで、違う人だったかもしれない。
 わらび餅は、アイスクリームのコーンと同じ材質の舟の形をした容器に入れて売られていた。今からすると、それも食べられるので、エコの最先端をいっていた。
 いつのころからか、その容器は廃れていって、プラスチックの容器に代わり、売っている場所もスーパーになった。あの屋台を引いていた人はどこへ消えたのだろう。
 プラスチックの容器は便利だが、ゴミの問題が今や深刻である。昔、売られていたコーンの材質の皿は今どうなっているのだろうか。
 15年程前だろうか、京都のインクラインのそばの国際交流会館の敷地内だったと思うが、露店でその容器を使い、たこ焼きとかを売っていたのを間近にしたことがある。全く同じものではなかったが、当時のものより頑丈にできており、カレーなども注げるようになっている。
 ググって見ると愛知県のお菓子メーカーが作っているらしい。是非これを広めて販売に使えればいいのであろうが、経費の問題か、はたまた別の問題か、広まってはいないようだ。スーパー等で見ることはない。もう少し、SDGsに各企業、熱心になってみては、と思う今日この頃である。 

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