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ikeda909
再就職
再就職をする気はない。せねばならなくなれば、せねばならないだろうけれど。さいわいにしてそれほど生活は苦しい訳ではない。
再就職しても体力が持つまい。病気のせいで、2時間もたたないうちにグロッキー状態に陥る。グロッキーなんて、懐かしい言葉だな。ほぼ死語である。
それでももしも再就職するとなれば、これまでやってきたような小売業は嫌だな。いろんなところが目に付いて黙っていられなくなって、ストレスがたまりそうである。
工場勤務なんかがいいかな。フォークリフトの免許も持っているし。ただ求人票を見ると、そういう業種はどこも24時間フル回転で、3交代制である。それはとてもできそうにない。
映画やドラマのエキストラの仕事の求人があった。これは面白そうだが、体力が持つかしら。それでも空を見上げて、いもしない宇宙人や怪獣をみて逃げ出すシーンや、主人公が語っている場面を通り過ぎる役というのって、何だかおもしろそうではある。
ガチャポンや100均の袋詰め作業というのがあった。ガチャポンの場合、カプセル詰めである。単調な作業だろうなあ。これもヘロヘロにすぐなりそうだ。
双極性障碍の息子は、得意なパソコンを活かして、プログラマーになるべく勉強をしている。今度春から行く就労支援A型事業所も、そういう職種だ。何か得意なこと、やりたいことがあれば、どんな障碍があっても、突き進めるのだろうが、生憎僕はほとんど燃え尽きて灰になりかけているので、特別これといったものはない。妻と死ぬまで幸せに暮らせたらいいくらいにしか考えていない。やっぱり働くのはやめておこうか。退職年金も60歳から貰えることだし。