年齢
10月22日土曜日晴れ、午後2時、第4回目のコロナワクチン予防接種を受ける。オミクロン株対応ワクチンである。過去3回と同様ファイザー社のワクチンを使用。
精神障碍者2級を所持したので、普通の人より早くお知らせが届いたようではある。ゆえに周りは老人ばかりであった。とはいえあまり人の事も言えず、あと数年もすれば、自分もこの仲間に入るわけで、しかもひょっとしたら、看護師から見れば、僕も他の老人も同じような年齢に見えていたりするかもしれない。自分では若々しいつもりでも、わからない。
だから最近は なるだけ若々しいスタイルで外に出るようにしている。かといっておしゃれしている訳ではない。Tシャツにジャージである。家の中にいるのと変わらないスタイルだ。しかもジャージはブランドものならいざしらず、トライアルで購入した一番安い¥598のものだ。Tシャツもポリエステルのノーブランド品である。ただデザインは若々しくできている。
アクセントに若者が好きそうな、メルカリで買ったブランド物のCAPを被り、SWATCHの時計を身に着け、しまむらで購入したサコッシュを肩から下げている。
これならどこから見ても老人には見えない。白髪さえ帽子で隠せばわかるはずはない。おまけにマスクをつけているのだ。完璧だ。
だが道を歩けば、向こうから似たような服装の老人を見かけることがある。マスクもしている。なのに老人とわかる。歩き方だろうか。目尻の皺のせいだろうか、不思議なもので、老人オーラが伝わってくるのである。
ひょっとすると自分もそうかもしれないと思い、少し気になる。そんな年頃である。
旧友たちは皆若い。実際の年より10近く若い。果たして自分はどうかというと少し自信がない。何せ病気持ちなので、そのへんが違うかな、と思ったりする。
そうかと思うと絶対自分より年上だと思っていた人が、自分より年下だったりすることもある。
人間は相手のどこを見て年齢を推測するのであろうか。それを理解したうえで攻略しないと、若々しさは保てないだろうな、と感じている。