コナジラミ
ペパーミントをゆさぶったら、白い粉がいっぱい飛び散った。何かの害虫かもしれないと思いググってみる。
どうやらコナジラミらしい。よくみれば、ミニトマト、レモンパーム、バジルにもついている。
道理で最近葉が枯れているのをよく見つけるはずだ。ホームセンターは歩いて少し距離があるので、近くのドラッグストアに行く。農薬を買う。本来ならベニカJスプレーとか、オルトランなんかがいいようだが、食べるものだから、なるだけ自然に優しいのを選んで買った。
さっそく噴霧する。できるだけ満遍なく。こんちくしょう、という感じで。これで彼らは死に至るか逃げ出すかのどちらかだろう。
シラミといっても、コナジラミは厳密にいうとシラミではない。カメムシの仲間らしい。
カメムシと聞けばぞっとする。去年の秋、どういう風にやってきたのか、多分半ズボンでベランダの園芸をいじっている時だったのだろう。股間にカメムシが入ってきたことがある。喜劇で悲劇だ。どうも股間がカメムシ臭いなあと思ってパンツを脱いだら、大事なところの横の太ももにいるではないか。あわてて、弾き飛ばし、捕獲して殺した。その後、必死で風呂で股間を洗った。
脱線した。コナジラミのことである。コナジラミはシラミとは違うので、人間の血を吸うとかはない。だからあんなに大量に出た白い粉、コナジラミは、こちらに危害を加えることはない。それにしてもいったいどこからやってきたのやら。
5日経ってペパーミントをゆすってみた。やつらは完全にいなくなった。畑に平和が訪れた。