民主主義
斎藤元彦氏の県知事再任を見て、SNSと民衆の恐ろしさを知った。2人の死人が出たにもかかわらず、彼は禊を済ませ、堂々と県庁に登庁するのだろう。
フランス革命が起こった最初のキッカケに、バスチーユ監獄の襲撃があった。当時バスチーユ監獄には政治犯はいなかったという。襲撃する意味などなかったのだ。本当かどうかは知らないが、監獄の中に拘束されているサド伯爵(サド、マゾで有名な)が窓から民衆に向かって、自分は無実で政治犯であることを大声で伝え、助けてくれ、といったらしい。それでバスチーユ監獄襲撃が始まり、フランス革命に火が付いた。
多くの人がイエスといえば正義なのである。そのためには若者を中心とした浮動票を掴む必要がある。斎藤氏はうまくやったと思う。
海の向こうアメリカでも裁判で有罪判決を受けている男が大統領に返り咲いた。彼も多くの浮動票を掴んだ。
民主主義というのは本当に正しい政治体制なのであろうか。疑問に持つ2つの選挙であった。