元号
令和になってから、書類関係で西暦での表記が目立つようになった。そのためたまに行政関係の書類で、令和何年と書く欄があれば、果たして今年は2024年だが、令和何年だっけ、と度忘れしてしまう。
これから国際時代にのまれるにつれ、ますます西暦表記が当たり前になり、日本古来の元号はかすれてしまうであろう。
現在元号を使っているのは、多分日本だけであると認識しているが、どうだったか。
学校でも歴史の時間では西洋歴ばかりを使う。そっちのほうが、世界の中の日本として理解しやすい。西暦1600年は関ケ原の戦いであるが、ヨーロッパでは何が起こっていたか。比較しやすいのである。有名な事件としては1603年にドイツでフルダ魔女裁判が起こっている。そんな時代だったのである。
最早元号など歴史好きのオタクが覚える以外、必要のないものになってきている。というか既になっている。元亀天正の頃といえば、戦国時代とパッと答えることができるのは、余程歴史好きなオタクであろう。
次の天皇の時代には果たして元号をつけるのであろうか。是非続けて欲しいものではあるが、あまり意味のないものになっている。淋しい限りだ。もっともその頃まで僕が生きている保証はないか。