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徴農令

 日本の農家は後継ぎがいなくて困っています。繁忙期も外国人の労働者を駆り出さなければ、立ち行かないのです。
 その当てにしていた外国人も最近の円安で、日本で働くのは損だと思い始めています。母国への仕送りが目減りしてしまうからです。
 日本の食料自給率も昔からいわれていますが、低いです。円安とウクライナの戦争のおかげで、小麦など穀物の輸入も高くなり、そのため、いろいろなものが値上げしています。
 物価の優等生といわれた玉子でさえ値上げしているのです。鶏にやる餌が高くなっているからです。
 日本は輸入に頼らない、寧ろ輸出をどんどんできるくらいの農業立国にならなければならないのです。
 そのために、私は強く訴えたい。「徴農令」を法制化することを。
 18歳から28歳までの間に、1年から数か月間、農家で修業をすることは人生においても大切な体験となるはずであります。
 これは健康な男子女子両方とも義務化するのです。そのため出会いのない生活を送っていた人たちも出会いが生まれ、結婚となり、低い水準で推移してきた出生率も高くなる希望が持てます。
 また農業を体験することにより、農業悪くねえじゃん、と思う人が現れれば、後継者不足を少しでも解決する糸口になります。
 家の中で引きこもっている者、オタク、仕事に疲れ、心が病んできている者、揃って農業を体験することにより、人生観が変わるかもしれません。
 是非ともこの「徴農令」の法制化を検討して、明るい日本の明日を築くべきであると考えます。
 まずは100万人規模の若者を全国に派遣します。そこで休耕地となった場所や、新しく開墾などもして、農業の規模を増やしていくのです。自給率を増やし、国産の食べ物を皆で食べましょう。
 今や円安です。円高に切り替わる可能性は今のところ低そうです。これはチャンスであります。国産品を輸出して大いに儲けるべきではないでしょうか。
 そのためには徴農令を是非、法制化して頂きたい。

 以上青年の主張、福岡県立田舎高等学校3年 田山権兵衛さんでした。

 
 
 

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