禁酒
2年ばかし酒を飲んでいなかったので、お小遣いはほぼ使うことがなかった。溜まる一方だった。ところが最近酒を飲み始めてからは、お小遣いがみるみる減っていき、足りなくなるほどである。
お小遣いは月5000円である。酒を飲んでいない当時、それでいいと自分で決めたのだ。今はカップ酒で¥198、一番搾りが500mℓ6本入りで¥1438が最安値だ。毎日1本飲んだとして足りる訳がない。
6月に健康診断の再検査が行われる。それまでに数値をよくしておかなければ薬漬けにされてしまう。ただでさえ鬱の薬を6種類飲まされているのだ。たまったものではない。だから5月からは酒は一切飲まないことに決めた。検査結果によってはまた飲むことができるというものだ。
現在冷蔵庫に一番搾りが6本入っている。それを見て思わずほくそ笑む。しかしそれも6日も持たないかもしれない。嗜んで1日1本を守って飲もうと思っている。どうせ5月からはしばらく飲めないのだから。
そう書いて筆のインクも乾かぬ間に(ネット記事なので、この表現はまずいかな)一気に3本空けてしまった。自己嫌悪。やっぱり一番搾りは美味いわ。