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ミステリー小説を語る(えらそげに)
現代のミステリー作家のなかでいえば、東野圭吾がやはり1番だろうか。異論のある人もいるかもしれないが、たくさんの作品がドラマや小説になっている。
宮部みゆきや湊かなえもよく売れてドラマや映画になっているが、内容が暗いのが多いので、個人的には東野圭吾である。
そのなかでの僕の1番は「ナミヤ雑貨店の奇蹟」でこれも映画になった。けれどこれは小説でみたほうが絶対に面白い。是非小説のほうを読んだほうがいい。ガリレオシリーズはドラマや映画で福山雅治の個性が爆発してるので、何ともいえないが、それ以外の東野圭吾の作品は、小説のほうがいいように思う。それは他の作家たちの作品にもいえることではある。
ミステリー小説というジャンルができあがったのは、エドガー・アラン・ポーが最初だと思うが「黒猫」しか読んだことはない。というか小学生の頃なので、憶えてないだけかもしれない。小学校の頃といえば、コナンドイルのシャーロックホームズはよく読んだ。図書館に通い詰めていた。
妻と知り合ってから読んだのが、アガサ・クリスティである。よくそれまで読まなかったものだと自分でも不思議に思うが、ホームズ信奉者で、エルキュール・ポアロには興味がなかった。のだろう多分。
彼女の作品ではやっぱり1番は、個人的には「アクロイド殺し」であろう。
多分、この小説が出てから、なみのミステリー小説では誰も飽き足らなくなってしまったのではないかと思うくらい、この小説はすばらしい。大人になってから読んだくせにえらそうにいうのも気が引けるけど。
この小説には、現在のミステリー小説に欠かせないものが2つとも入っている。1つはキャラクター、エルキュール・ポアロである。もう1つは最後のどんでん返し(意外性)である。
その面白さの頂点にあるのが、この作品「アクロイド殺し」ではないかと愚考する。
まだ読んでいない人は1度は読んだ方がいい。ミステリー小説の偉大な1作である。