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家
やっと今年でマンションのローンが終る。一息である。もっともリフォームしなければならないところもいくつかあり、これからは、それをするのにカネがかかりそうだ。
風呂は一応全部やり替えた。畳も新調した。襖も張り替えた。ビルトインコンロと換気扇も買い替えた。内装の壁はまだ一部ではあるが、妻と一緒にペンキで塗り替えた。まだ半分以上あるが、ちょっと現在勘弁してくれ状態である。
一軒家だと外壁や屋根なんかもどうかせねばならないからマンションでよかったとつくづく思う。
実家は一軒家だが、築50年。もはやリフォームする気もない。年寄りの独り暮らしである。最近そういう家が増えて困ってるらしい。
住んでいる人がいるならいいが、死んで空き家になってほったらかしになると問題である。もっとも生きていても元気ならばいいが、施設にいきっぱなしだと結局は空き家である。妹の旦那のお母さんが認知症で施設に預けられている。一軒家で誰も住んでない。
うちのばあさんはまだまだ元気ではあるが、そろそろ考えないといけない歳ではある。
高齢化社会で、団塊の世代が不便なところに家を建てて、買い物難民になっているという話を聞く。インターネット社会に未だにガラケーしか使えない老人は多い。宅配の手配もできないのであれば、問題であろう。
電話で注文するだけならいいけれど、最近のデリバリーはネット中心だからな。生協が盛況なのはそこにあるのかもしれないけれど、配達範囲とかあるのかしら。
いずれにしてもそういう家もやがて空き家になっていく。不便なだけに買い手もつかないかもしれない。難儀なことである。
そういう自分も歳をとっていく。あと何年生きるかしらないが、このマンションは便利な立地で、学校も近いし、店も多いし、交通の便もいいから、処分には困らないだろう。
もっとも処分せずに、このまま息子が住み着いてしまうこともありうる。それは私が死んだあとの話だからどうでもいいが。
気になるのは実家だけである。