今年の漢字「開」
先日、長野県算数数学教育研究会冬の研修会に参加しました。通常ならば参加することができないのですが、初のオンライン開催ということで、静岡の自宅にいながらにして興味深いお話を聞くことができました。
冒頭、研究会会長の宮﨑樹夫先生のご挨拶の中で先生が発表された今年の漢字が「開」でした。宮﨑先生は、先月天に召された能田信彦先生への思いと「開」に込められた思いを語ってくださいました。期せずして、感動しました。
私は筑波大学で能田先生と能田先生の「オープンアプローチ」に出会わなければ、今数学教師として充実した毎日を送っていなかったと思います。能田先生の御他界は本当に残念です。
宮﨑先生に倣い、私も「開」を今年の漢字とします。数学が多くの人に開かれるように、子どもたちの数学の芽が開くように、数学によって未来が開くように、能田先生への感謝を行動で示します。
稲垣悦子先生の御講演も能田先生から学んだこととオーバーラップして考えることができました。まるで能田先生が仕向けてくださったようでした。
能田先生、安らかにお眠りください。