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子供をお金で買う②卵子提供費用の明細と1円でも安くする術

プログラム開始以降支払った費用詳細。エージェント支払い・米国医療費・胚輸送・公証人費用(契約書の第三者承認)・最後に日本側クリニックでの移植費用。5か月間の卵子提供申込み~妊娠判定に至るまでの総額を項目ごとに記載。各項目ごとに、少しでも減額できたもの、減額方法、選択肢も併せて記載。

利用エージェントは以前記事に記載したこちら:

減額できた(選択肢のあった)費用:

1.クリニック(海外)費用で削減できたもの

1)遺伝子検査パスで△1000ドル(マイナス10万

男性側の(夫側の)唾液や血液で遺伝子検査、ドナー遺伝子と照合して、遺伝病等の”可能性”の有無をみる遺伝子検査。

何百もの遺伝子検査をするので1つ2つは通常ひっかかる。
が、その病気に必ずなるわけでなく、たまたま同じ遺伝子異常がある男女のもとに生まれる子供の、しかも25%の確率でその病気が発症する。米国からも日本のクリニックでも同じ説明を受けた。米国では体外受精の際にも通常遺伝子検査がある。

卵子提供の場合も大抵はドナーと夫側遺伝子検査をして、たまたま共通する同じ異常がないかチェックする。あった場合 遺伝子異常のある子供がうまれる”可能性”があり、それがよくいう何万人に1人の難病を持った子供という意。

日本では遺伝子検査は特別な場合以外は通常認められていない(2020年末時点)夫婦どちらかが遺伝的疾患があり、必要な場合のみ医師判断で例外的に実施の場合もあるが、通常は日本ではそもそも選択肢に無い検査。

因みに、仮にこの検査で問題があった場合は追加費用無でドナー変更できるようになっていたが、3~4週間程日程がプラスになる為、国内の遺伝専門医に相談のうえスキップした。

この検査をパスして10万以上安くなった。他にも男女(産み分けを)拘らない場合、PGS(着床前診断or着床前スクリーニング)をしないとか、色々オプションを省く事で随分安くなる。PGSは米国の場合組み込まれている場合も多いが、スキップすると安くなるケースもある。出来ることは何でも保険的に追加したい心境にもなるが、オプション的な(選択肢のある)ものを全て追加するか、全てカットするかで、費用は大幅に変わる。ドナーは通常20代なので、男性に大きな問題が無ければアラフィフ男性でも精子クオリティが年齢相応なら(以下参照)


可能な限りスキップというのもひとつの考え。


2)クリニックに卵子半数バックで△1,000ドル (100万以上減額


以前の記事でも紹介済みだが、米国の大手専門クリニックでは直接エッグドナーを確保していたりする。採卵できた半数をクリニックへ渡す(orほかの患者と折半というケースもある)ことで、大幅に減額にすることができるところもある。






2.エージェント費用で削減できたもの



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