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VTuberとライトノベルは親和性が高いのかもと感じた件。

個人的備忘録。特に結論無いです。

ライトノベルの元祖は諸説ありますが、TRPGやPCゲームのリプレイノベルとも言われています。昔のコンプティークにはゲームリプレイが連載されており、そこから偽書信長伝(信長の野望リプレイ)やロードス島戦記が生まれたと記憶しています。

これはリプレイという「プレイヤーの記録」からライトノベルという「キャラと物語」に生まれ変わったのだと思います。言い換えると「単なる出来事」が「魅力的なエピソード」に昇華されたのものがライトノベルだと言えると思います。

VTuberときのそらが主人公のライトノベル「ときのそら バーチャルアイドルだけど応援してくれますか?」はVTuberときのそらの日々の活動を「活動日記」風に描いたものです。読んでみると、キャラの性格やエピソードは、実際のVTuber活動中にあった出来事を元にしているかなと感じました。

動画配信はリアルタイムな活動なので、その時々に発生したやりとりはどんなに面白くても「出来事」です。しかし今回のライトノベル化によって「出来事」は、ときのそら世界観の中で起きた「エピソード」に書き換えられたと言えます。

VTuberはVRキャラによって「人」を「キャラ」に書き換えた存在だと思います。そしてライトノベル化によって「出来事」を「エピソード」に書き換える事ができたのだと思います。「キャラ」と「エピソード」を用意する事によって、VTuber動画は視聴者に単なる「動画」ではなく、リアルタイムで生み出される「物語」と感じさせる事ができるのではないかと思います。

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