暮らしかた冒険家 伊藤菜衣子
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中学生女子に「結婚したら働き方は変わりましたか?」と聞かれた話|「結婚に備えなければならない」という #呪いを解く冒険
ジェンダーギャップ、男尊女卑、男性特権、いろんな言葉が飛び交う昨今…。いや、昔から飛び交っていたのかもしれないけれど、ここ数年、切迫する自分ごとになってから、すごく意識するようになった言葉たちです。 学生の頃も、働き始めてからも、先進国の日本でジェンダーギャップがあるなんて思いもせず、「なんで上の世代は騒いでいるんだろう?」と思っていたほどです。だけど、結婚して、子どもが生まれて、人生のフェーズが変わるごとに、見えてくる、男女の壁。実は、男女だけに限らず、親の収入や思想によ
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自分の人生を自力本願で生きるために、自分の考えを整理しよう|「ふつうにしていれば幸せになれる」という #呪いを解く冒険
自分の人生を人に委ねないために 自分の考えを整理することから始めた そもそも、このコラムを始めたのは、「他人とは離れることができるけど自分とは一生の付き合い」という気づきがあったから。当たり前のことだけど、ふと自分の人生を客観視したら行動が伴っていないな、と思ったのでした。 結婚生活がうまくいかなくて不幸なのはパートナーのせい、という感情が、結婚1周目も、離婚した後も、結婚2周目の最初の数ヶ月もあったのです。でも、いくつかの事象においては、全くもって性格がちがう元夫と現オ
¥500続:家父長制や男女の役割意識の呪いに巻き込まれないために、わたしが改善したこと|「結婚したら守られる」という #呪いを解く冒険
メリット③矢面に立って決めなくてもいい 自分の選択さえパートナーにゆだねがち問題 それは、「決めなくてもいい、付いていけばいい」というメリットです。メリットとデメリットは表裏一体なので「決定権がない」という風にも言えます。でも「選択を迫られない」ということでもあるんですよね。 結婚すると、あらゆる事項を、夫と検討する機会が増えます。「2人で生活しているんだから、そりゃそうだ」と思いがちです。ただ、「それ、自分の仕事のことだよね?」というようなことでも、うっかり相談する自
¥500家父長制や男女の役割意識の呪いに巻き込まれないために、わたしが改善したこと|「結婚したら守られる」という #呪いを解く冒険
驚くほど無意識に 家父長制や男女の役割意識の思考に蝕まれている 自分に気がつくことから 男女共に家父長制や男女の役割意識の不都合に直面する人は多いと思うのです。わたしは子どもを産んでから、こんなにも不都合の壁が立ちはだかっているのかと、途方に暮れたものです。不都合の壁が高すぎて、多すぎて、目に留めもしなかったけれど、ちょっと冷静になって考えれば、好都合だったことも実はある訳です…。 正社員で働いているのに家事育児の負担が大きい女性。家事育児分担をしているのに自分が大黒柱と
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ryuchellとpecoの「離婚」だけど「家族」という選択はジェンダー自認に関わらず起こりうる|「夫/妻/父/母とはこうでなければならない」という #呪いを解く冒険
セクシャリティを100%女と自認していても 妻らしく、母らしく、というのはつらい というか嫌だ 夫婦仲が睦まじいと思っていたryuchellさんとpecoさんの「離婚」するけど「家族」ではあり続けるという発表。一見、LGBT的な問題なのかな、と思ったけれど、無意識に共有する家父長制に起因しているなぁ、と見受けました。 「“夫”であることは正真正銘の“男”でないといけない(中略) “夫”であることには、つらさを感じてしまうようになりました」 とあるけれど、 わたしは女であ
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