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TakerをGiveでねじ伏せようとしてみた

アダム・グラント「Give & Take」で言うGiverの性質を多分に持つようなので、グループのリーダーとしての私は、ケン・ブランチャート流のサーバント・リーダーのタイプだろうと思います。

メンバーにGiveをすると、ほとんどの人はMatcherなので、何かを返してくれます。一番有効なGiveは「任せる」ということであり、任せたら何倍にして返してくれるメンバーも多く、Giveの大いなる力を感じました。


では一体、Giver、Matcher、Takerの比率はどのくらいなのでしょうか。個人的な感度でしかないですが、大体1:7:2くらいだと思われます。

メンバーの中にも2割くらい、典型的なTakerがいます。こちらからGiveをすると「この人は利用できる」と思うような思考法の人。アダム・グラントは、GiverはGiverにGiveすべき、と説きますが、ナイーブな私は「GiveでTakerをねじ伏せられるのではないか」と思ってしまい、1年間TakerにもGiveし続けるという実験をしてしまいました。


結論から言うと、やはり、あまりオススメできません。彼らは、Giverという存在が世の中にいる!ということは理解したようですが、だからといって自分の行動を変えることはなかった。「カエルとさそりの寓話」のよう。

おそらく、Takeできるチャンスなのに、しないのは負け、と感じるようです。


今はそのグループを去る身だし、始めから見返りなど求めてはいなかったけど、もし、あるといいなと思うことは「後からジワジワくる」こと。

自分も駆け出しの頃は、周りの先輩とかメンターのおじさんおばさんから無償の愛を受け取っていました。私はバカだから当時は気がつかなかったけど、今ならわかる。

受け取ったものは誰かに返さないといけない、とずっと思っていたので、少しは返せていたらいいな、と思います。

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