TOEICスコア900点でアメリカ駐在したが全く英語が使えなかったので、最初から勉強し直して会得した学習方法の話

 農産物の輸入の仕事をしています荒川防火水槽研究会と申します。名前は趣味のブログからそのまま使っています。

 これは「TOEICスコア930点でアメリカ駐在したが全く英語が使えなかったので、最初から勉強し直して会得した学習方法の話」です。

 #英語学習

 まずは個人的な経験をお話しさせてください。
 私はTOEICのスコアが930点あったので英語が出来る人に思われて、アメリカ駐在を3年間しました。頑張って勉強して930点取ったので少しは通用するだろうと思いましたが、予想に反し全然通じません。会社の人は手加減してくれるのでまだついていけますが、レストランやファーストフードの店員さんには私の英語は全く歯が立ちません。
 滞在期間1年近く経ってもほとんど進歩なく、この時点でいよいよ「今までの勉強方法は間違っていたのではないか、最初から学び直しをしなければならないのでは」と気付き、勉強し直しを始めました。
 勉強方法を色々探し回りましたが、気付いたのは「英語の上手い人は学習方法を言語化できていない」ということです。おそらく多くは「素質」「必要に迫られて」「根性」だと思います。素質もなく根性主義が嫌いな私のニーズに合う勉強方法が見つかりません。仕方がなく自分で学習方法を構築して行ったのが、これからご説明するお話しです。ポイントは、

  「日常の英語を聴けることが全ての始まり」

という点です。これは日本の英語学習では決して習得できませんし、お仕着せのTOEICでいくら高得点をとってもできません。なぜなら、

  日本の英語教育やTOEICで学ぶ英語と通常の英語は“別の言語“だから

です。私と同様にTOEICで高得点でも日常の英語が聴けない・話せない人は多いと思いますが、等しく「日本の英語教育やTOEICの犠牲者」だと思います。
 私自身今も勉強中です。アメリカ駐在から1年半経ちますが、自分ではその後も英語力が伸びていると感じていて、その意味では自分の手法はそれなりに正しいと思っています。同じような苦しみを持っている方に届けば幸いです。

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