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「最軽量のマネジメント」"ザツダン"の、芥川龍之介「藪の中」の検非違使的感覚

 #サイボウズ の #山田理 さん著「 #最軽量のマネジメント 」では、" #ザツダン "と称して職員と1 on 1ミーティングを行い、チームのメンバーが考えていることの情報を得る手法が描かれています。

我がチームは職員がなかなか定着しなくて、その理由を探るために、私も何度となく1 on 1ミーティングを実施して来ました。まだ信頼関係が気づけていない相手とお話するのは大変。でも、個別に話を聞くことで色々な情報を得ることができ、とても有効な手法だと思います。繰り返し話を聞く中で、 #人物評価 が180度変わってしまうこともありました。

こうしたミーティングをやる中で気づいたのは、"同じ事象でも、人によって理解の仕方が全然違う"ということです。やはり、皆さん自分のいいように解釈することが多いですね。でも、同じ事象について複数の人から聞くことで初めて、真実に迫れている気がします。

これはまさに、 #芥川龍之介 が「 #藪の中 」で描いた #検非違使 の立場。結局何が起きているのだ??と思う時もありますが、メンバーを評価しなければならない立場としては、この手法に勝るものは思いつきません。

また、一面的な見方をする相手に対しても、こちらの方が情報量が多いので、「こういう見方もあるのでは」と言うことができます。検非違使の反撃。

「藪の中」はフィクションですが、どんなに文明が進んでも、人がやっていることはあまり変わらないような気がします。

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