伝達手段が変わると、コミュニケーションの「ロジカル度合い」が明からさまになる
在宅勤務が増え、コミュニケーション手段のうち、テキストやテレカンファレンス等の比率が増えました。そうすると「発信者がどれだけロジカルに伝達できているか」が浮き彫りになります。
表情や声の感じなど、従来は非言語的な表現でカバーされていた部分が無くなるので、言語のロジック構造が露出してきます。一発で伝わらない相手は疲れるので敬遠されるでしょうから、自分がそうなっていないか、少し怖くなりました。
そこで、どうすれば効率よく伝わる表現ができるか整理してみました。
1 主語と目的語をキチンと書く
意外に主語がないテキストを書く人は多いです。「アドバイスいただきたいです!」は、誰から?何に対して?って思うこと多し。他人の表現に主語がないのはすぐ気が付きますが、自分のテキストに主語がちゃんとあるかも気をつけたいです。
2 相手がどこまで知っているかを意識する
当然知っているだろうと専門用語をバンバン使う人が典型例。また用語だけでなく、相手が知っている範囲がどこまでかを意識しておくのも大事。省略した話の前提が相手の知らない事実だった場合、噛み合わない話がどんどん進んだ後に「ごめん、今何の話をしてるんだっけ?」と元に戻るパターンが繰り返されます。
コミュニケーション論で"ジョハリの窓"という考え方がありますが、同じことを言っていると思います。
3 フォーカスしているポイントを外さない
これをやるべきか?(妥当性)を尋ねているのに、「いつやるべきか」を答えてくる人は、とても疲れます。また、事実を聞いているのに意見を答える人も、かなり多いと思います。これもフォーカスしているポイントがズレている例。
4 心を落ち着けてから
相手が苦手な人だったりすると、心が乱れ表現のてロジカルさが失われがち。特に3のフォーカスポイントが違う方面に行ってしまいます。だから心を落ち着けて、習字を書くように。
これらに気をつけて、情報ルートのハブ的存在にになれるよう頑張ります!