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読書note-11
「旅のラゴス」
筒井康隆
新潮文庫 251頁
実は兄の影響で中学生の頃から筒井康隆は読み始め、高校生の頃には筒井康隆全集も購入するほどの筒井康隆マニアでした
「家族八景」「七瀬ふたたぶ」「エディプスの恋人」の七瀬シリーズはもちろんのこと、様々な作風の作品を読みました
しかしその後は数年間、麻雀に明け暮れていたため以降の作品はあまり読んでいませんでした
この旅のラゴスは、僕が20歳くらいの頃に出版されましたが未読でした
当時は麻雀に夢中でした
読んでみてビックリ!
猿の惑星的なSF的な部分もあれば、旅を通じての主人公ラゴスの一代記でもあり壮大な物語でした
読む前はスラップスティックな作品じゃなかろうかと想像していましたが、非常に落ち着いた作品で最後も余韻を残したもので感銘を受けました