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『HANA』から広げた、考察と妄想のロマン。
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HANA.
“No No Girls”というオーディション番組を見て、目が離せなくなりました。1月に最終選考のライブがあり、そこで7名が『HANA』というグループ名でデビュー。
プレデビュー曲のミュージックビデオには、「きっと受け取ってくれるはず」と観ている側を信頼しているような内容が散りばめられていました。
メンバーひとりひとりの音楽に向き合う姿勢や人間性を思い出させる表現が、オーディションを観ていたこちらの想像力を刺激してくれるものでした。
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グループ名の『HANA』の文字は、手持ちのカリグラフィーの本を見る限り、ゴシック体という書体をベースにデザインされたと推測。
ゴシック体とは主に12〜15世紀頃に使われていた書体の総称で、キリスト教文化の発展と共に制作されてきた写本の中では文字の幅を狭くして書かれ、全体が黒っぽく見えることから「ブラックレター」という別名もあるのだそう。
「i」のドットがつき、
「v」と「u」の区別がつき、
これまでなかった「w」が加わり、
現在のアルファベット26文字が初めて揃ったのがゴシック体なのだとか。
読みにくいからこその判別のために、言葉を届ける工夫がされてきた書体。こうして文字が揃い、ここからたくさんの言葉が生まれたのと同じようにメンバーが揃い、音楽が届くことへの願いを重ねたフォント選定とデザインかもしれない…というのは、ええ、完全に私の妄想です。ロマンです🌹
自然界の花は、撫でたり触れると茎が太くなり大きな花がひらくことに繋がるのだそう。
ちゃんと触れてあげたかどうか、向き合ったかが大事なのは人も同じ…と
ロマンたっぷりに余韻に浸っています。
映像にも出てきた花をイメージして描きました。
地中の泥の中から咲いた様子を表現したくて、
赤みのある黒の顔彩で背景を。
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心を豊かにすることに本気の人々がいることの、
なんと勇気をもらえることか。
もらった勇気を、私も良い方へ循環させていきたい。
デビューも楽しみ!
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使用したもの
インク:
フェリシモ ミニツク®︎
秘密の花図鑑インクコレクション
Love 【 Red 】
顔彩:
呉竹
顔彩耽美 グラファイトカラーズ
黒艶赤(こくえんあか)
水彩絵具
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【参考文献】
・三戸美奈子 編著(2017年)『 カリグラフィー・ブック 増補改訂版 』誠文堂新光社
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