英国キュー王立植物園【 おいしいボタニカル・アート展 】で知る、魔法のような植物の力と美しさ。
🍎🍑🍇🍐🍋🫚🌿🫖☕️🍷
Botanical Art.
ボタニカル・アートのもつ
繊細で美しい世界が大好きです。
「花も団子も」といつも欲張る私にとって
「おいしい」そして「ボタニカル・アート」と聞いて他人事とは思えず、
英国キュー王立植物園【 おいしいボタニカル・アート展 】へ
足を運んできました。
ボタニカル・アートから
不思議な力を感じる理由に
少しだけ近づけたような気がします。
ボタニカル・アートの起源は
有用な薬草を見分ける為に植物を調べ、
図化したこと。
野菜・果物・ハーブ＆スパイス・飲み物にレシピ帖…と
まさに、「おいしい」で構成された展示。
美術を鑑賞するのはもちろんだけど
その向こうに、香りや味わいを想像させてくれる時間でした。
イギリスの植物学者・薬草学者であり占星術師でもある
ニコラス・カルペパーの書物、
「カルペパー薬草大全」（初版！）。
そこに掲載されている植物の絵もたくさん観ることができました。
こちらはハリーポッターシリーズを生み出した
J.K.ローリング氏が参考にした書籍のひとつだったもの。
ホグワーツ魔法学校のカリキュラムである「魔法薬学」感と
植物画に繋がりを感じることを、医学の発達の手前で
植物がもたらしてくれた恩恵の歴史を感じながら納得しました。
そこから時代を経て、
より繊細に描く植物画家ウィリアム・フッカー（1779-1832）の
とらえる印象の精密さと美しさは、ため息もの。
英国キュー王立植物園のボタニカル・アートをかなり間近に観ることができて
「あの美しい印象はどうやってつくられているのか？」という
自分の疑問をこの目で確かめる興奮の時間でした👀
それぞれのボタニカル・アートに記載された
植物の学名のカリグラフィーのフォント
（ほとんど手書きではなく 銅版画/エングレーヴィング だった）も
個人的見所でした。
簡素ながらも文字の端々に施された装飾（フローリッシュ）。
引き算の美学、勉強になりました。
こんな風に文字にも注目しながら進むもんだから、
ゆっくりのなんのって！
真剣に観ていたら、
「おいしそうね」
「ねえ、これってどれくらいの大きさ？」と
ベテラン主婦の方々の目利き談義が耳に入ってきたりもして。
自分のペースで楽しめるのが、美術館のいいところよねと再確認。
ボタニカル・アートだけでなく、
当時のお茶時間を彩った食器や本・レシピの紹介もあり
暮らしに関する興味もくすぐられる内容は
お茶時間愛好家としても嬉しかったです。
（かわいいと思った食器の部分をサッと鉛筆スケッチしていたら
別の団体で見てたおじさまに覗き込まれて「ほぉ〜」と声を掛けられました😂びっくりした）
観終わったあとのミュージアムショップにはキューガーデンの紅茶などが🫖
（これだけ観たあとだったから、
果実の名前とかでもし絵の具やインクが売ってたとしたら
絶対買ってた…（単純
もし目に留まったら今後ご検討ください🎨）
「ごちそうさまでした」と言いたいところですが
鑑賞後にはお腹が空く展示🍽️
「食べたいし描きたいし！」で
食欲と意欲が刺激される、よい時間でした。
🍎🍑🍇🍐🍋🫚🌿🫖☕️🍷
・企画展：
英国キュー王立植物園
【おいしい ボタニカル・アート展】
・会場：
西宮市大谷記念美術館
・開催期間：
2023年6月10日（土）〜7月23日（日）
水曜日休館
・開館時間：午前10時～午後5時（入館は午後4時30分まで）
🍎🍑🍇🍐🍋🫚🌿🫖☕️🍷🍽️
・・・・・・・・・・・・・・・・・
#西宮市大谷記念美術館 #おいしいボタニカルアート展
#おいしいボタニカルアート
#美術館 #ミュージアム #museum
#アート #art #関西アート #美術
#魔法 #植物学 #ハリーポッター
#植物画 #ボタニカルアート #botanicalart
#キュー王立植物園 #キューガーデン #kewgardens
#ニコラスカルペパー #ハーブ #スパイス
#イギリス #英国 #紅茶 #珈琲 #コーヒー
#boudoir_m
応援が何より励みになります。 いただいたサポートは、より良い創作・制作の為に使わせて頂きます。