2012

備忘録

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最近の記事

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ふと、携帯に通知がが来たことに気づいた。画面を開く。携帯の中で、アルバムの写真にいるあなたが笑顔で見つめてくれた。 私が気づくとすぐそばにあなたはいて、いつも万遍の笑みを浮かべている。嬉しそうだ。 これは、いいじゃん。とまた笑顔をくれる。私がいつも隣で悲しんでいたとしても。 ここで、わたしは触れられないことを思う。 あなたは誰なのだろう。ふと、そんな感情にいつも陥る。 どう見たって、私が見ているのはあなたで変わりないのに。 いや、やっぱりあなたではない。 あなたには私の声が届

    • 最後の夏休み

      今年の夏はひどく長くて、猛暑だったように思う。42度は平気で超えていて、脳のタンパク質は今にも溶けそうだった。いや固まるのか。 8月の終わり。29日。 私は第一志望の会社に内定を貰った。 時の運が良かったように思う。やりたいことや、研究したいこと、いろんなことを一旦保留にしてそこに入ろうと思った。お金がないと生きていけないことはこの日本で明白であるし、何より精神面でも成長及び余裕が生まれるのだと信じたかったからだ。 10月1日付の入社を条件に内定を貰って、断る理由がそこに

      • 制約の中で発展を遂げるメディア・ツール

        1ヶ月に1回はNoteを更新したくなる。それはどんな理由であろう。気が病んだときか(前回はそう)、はたまた気分が乗っているときか(そんなときは少ない)、まあ理由をあえてあげるとすれば、きっとそれは創作意欲というやつだ。 *** 現在、私はとある理由で就活をはじめている。 2年遅れの就職活動をしていることになる。 そして、社会人の友人と学生の友人のはざまにいるようなものなのである。 だから学生の流行と社会に出た人の流行、両方が耳に入る。 そして私は今回流行っている1つのメ

        • 吐きだせ

          両親がこのノート見ていないことを信じて更新します。 ノートを書くのは疲れる。頑張ろう期と頑張れない期がある。 なんとなくアウトプットしたい気分になったのと、三ヶ月も更新してないので流石に…..みたいな気分になったので。とか思っていたらさらに更新を忘れていて、5月に追記しました。 いつかどこかで吐き出そうと思っていたけど、あえて文章にして自分を見つめ直そうと思いました。そして整理できたので(多分)上げようと思います。よかったら見てやってください。 *** 「学費を払って

          メモ

          朝起きたら、片目だけが二重になっていた。劣性遺伝と優性遺伝の両方を兼ね備えていてアンビバレント(違う) 冬のとき、ささくれがたくさん。きっと親不孝。 目がさめて、変わらない環境に絶望と安堵を覚えた。 目を閉じて、知らない環境に踏み入れて、以下ループ。 取り繕ってる自分がいて、馬鹿だなあとかいつかは切れる縁なのにとか結末は一つなのにとか思う。いつか壊れてしまう前に早く決着つけようかとかずっと思っているんだけど、忙しさを理由にいつも逃げてしまう。いやーきっと今はやけくそで、

          つながる

          ハタチが終わったばかりの2年ほど前、当時借りていたアトリエのメンバーの一人が「ついに戦争はじまったよ──。」と一言、私に話しかけてきた。それは2022年が始まって間もない時のことであった。そのとき、世界で大規模な戦争がまたはじまってしまったのかと思っていただけで、ひどく無関心で無知だった。日本は安全で、きれい、清潔。ここは都市インフラも整っていて、蛇口をひねれば水が出て、夜一人で出歩ける。島国であり、外に出なければ攻撃なんかされない。世界の時事問題に目を向けなくても生きていけ

          つながる

          エッセイ

          立ち読みが趣味です、と言って快く共感してくれる人はいるのだろうか。あ、自分では買わない人なのかコイツ、とか、浅ましい人間だと思われるのだろうか。でも図書館で本をとても借りていく人は浅ましくなくてむしろ、きっと讃えられる。いやでもコンビニで立ち読みしてるオッサンとかは誰だって近寄りたがらない。しかし、小学生が立ち読みしてたら暖かい目で見守ってあげたい。どうして今こんなことを書いたのかといえば、私が地元の本屋によく立ち読みをしに行くからである。だってしょうがないじゃん。すぐ近くに

          エッセイ

          無題

          *** 担任と飲んだ。高校の最寄り駅という思い出の地で飲んだ。思えば、それをいつかしたいと卒業したときにはすでに思っていたのだろうか。きっかけは高校時代の友人からの連絡である。私はその友人とは同じ美大を目指すいわば戦友のようなものだった。高校卒業してからも会おう、と言ったきりほとんど会うことはなかった。部活が一緒であったために、その関係でしか卒業後も会わなかった。そんなもんだと思ってた。蔓延した未知のウイルスはさらに距離を広めたのだろう。しかし私に聞きたいことがあるというこ