乳白の片鱗を
柔和は花のひとつひとつに
模型が添えられている。
透明に等しく横になる欠片は
もとのところには戻れなくて。
取り出すところころと腹に転がっている。
前も奥もちぐはぐで、やわらかさに
食後の片隅がうずくまる。
旅する貝の抜けた直後、
波はまばらに水蒸物を弄ぶ。
かがやかないつや。
通りかかる雲
ウィンドー・ショッピングのガラス雲は
鼻の寸先を泳がす飾りつけ。
蛍光が踊りあぐねて、未満の蜃気楼
凍える光の乳白を惜しみながら
側頭部に膜がかかる。
黒々とせまり へこませた部分を見せた。
・皿に置く透明模型・
(2023.3.8)
(こちらのお皿から着想を得て書いてみました〜!先日のイベントでお迎えしたものです。とあるものの模型は写ってないです、すみません…)
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
2023.3.13
今日の日付の3は淡い蜜柑色に見えました。
それが何色なのかどんな表現があるのか(ここに書く前は単にオレンジ色だなと)知りたくて、オレンジの類語を見ていました。すると、そこに載っていた果樹や樹木が気になってしまいました。
合歓木(ねむのき)、これにかなりびびっときました。細い毛が一本一本扇状に生えていて、根本は白く先は淡い紅。夏の山野に生息しているようです。どこに行ったら見れるのでしょうか。