左眼レンズ入れ換えから2日目
写真は、私の左眼に入っていた多焦点レンズ(パンオプティクス)です。
多焦点レンズから単焦点レンスへの入れ換え手術から2日経ちました。
昨日はまだ視界が白っぽかったのですが、今朝起きたら、きれいに見えるようになっていました。
ピントを40センチに合わせていただいたので、携帯や文庫本の文字がとても鮮明に見えます。ただし、少し離れたところから先はボヤけます。
先に入れ換えた右眼は40センチから50センチのところに合わせていただいたのですが、計算より遠方よりになってしまい60センチから70センチにピントがあってしまったそうです。
先に入れ換えた右眼が、中間から遠方にピントが合っているので、右眼遠方、左眼近くで使い分けることになります。
この意図的に左右差をつけるやり方を「モノビジョン法」といって、単焦点レンズでもメガネなしで過ごせるようにするために有効なのだそうです。
どうしてもメガネなしで本を読みたくて、この選択をしました。
4月に両眼多焦点レンズを入れた時と、7月2日に右眼だけ単焦点レンズに入れ換えた時と、今の両眼単焦点モノビジョンとの見え方を比較すると、今の状態がいちばん私には合っている気がします。
私はメガネなしで近くが見たかったのだなあと、あらためて思いました。
飛蚊症が酷くなったのと、ライトが眩しいことが気になりますが、もうすこし辛抱して様子をみようとおもいます。
今年2月右眼の白内障手術からはじまって、右眼に3回、左眼に2回、メスを入れたことになります。
もし、2月の白内障手術前に戻れるものなら、手術は絶対にしません。
どんなによい人工レンズが出来たとしても、人の眼にまさるものはありません。
白内障手術は安易にするものではなく、自分の大切な眼は最後の最後のギリギリまで使ってあげるべきでした。
でも、取ってしまった私の水晶体はもう戻ってきません。
取り返しのつかないことをしてしまった後悔に苛まれましたが、幸い無事に両眼入れ換えることができたので、これからの残りの人生はこの眼を大切にしていこうと思います。
今、自分の両眼に、そっと両の手をあてて「ごめんね。ゆるしてね。いままでありがとう。これからもよろしくね。」と言葉をかけています。