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第3種郵便物
郵便受けを覗くと、分厚い封筒が入っていた。
「なんだろう」と手に取るとずっしりと重い。
封筒の上部が半分空いていて、中身が見える第3種郵便物。
宛名をみて、「ああ、なるほど。」と納得。
1ヶ月ほど前に、文学学校に入学して詩を学んでいる友人から、ズーム授業で発表する自作の詩の朗読を頼まれた。
喉を痛めて声が出ないので、代わりに呼んで欲しいという。
朗読は好きで、子供たちが幼い頃、図書館で読み聞かせや紙芝居をしたり、お話の会に参加していたこともある。
喜んで引き受けた。
その後「あなたの朗読がとても好評なので、また頼みたい。」と云われて数回、友人の作品を朗読してラインで送った。
先日、友人から、
「あなたの朗読が流れるので、一度、ズームスクーリングに見学参加してみませんか。」とお誘いを受けて、その文学学校事務局に見学を申し出た。
参加者は10名ほど、会場は大阪で、ズーム参加は3名ほどでした。
一人ずつ作品を発表して、それぞれが感じたこと思ったことを述べ、先生からのひとこと。
お会いしたことのない方々なのに、作品を通してとても身近に感じられる。
とても、濃密なひと時でした。
数日後、その文学学校から届いたのが、この第3種郵便物です。
中に入っていたのは、
入学案内と在校生の作品集「樹林」、そして季刊誌「文教ニュース」の3冊子でした。
インターネットが普及した昨今、こうした冊子を手にすることは、
久しくありませんでした。
懐かしい感じ。
私は、紙に印刷された活字が好きです。
なんだか、無性に嬉しかった。
さっそく、大阪文学学校の事務局様宛にお礼のハガキを出しました。
なかなか読みごたえがあります。
手元に置いて、これからゆっくり、じっくり、あじわいたいです。