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山陰・山陽ひとり旅② ~出雲編~

ひとり旅の旅行記の第2弾。出雲編です。
前回は旅のプロローグとサンライズ出雲について書きました。

2025年10月28日10:00 出雲市駅着。
地元秋田を彷彿とさせる寒さと暗さ。雪こそ積もっていないものの日本海から吹き荒ぶ北風が突き刺さります。さびぃぃぃぃのよ。

ほんのり青空は見えるものの基本的に曇天。

駅から徒歩10分程の場所にホテルがあったので荷物だけ預かってもらうことにしました。
ホテル着。なかなかの激渋ホテルです。

ちょっぴり病院チック。

荷物を預けたあと再び出雲市駅へ戻ります。
そこからバスに乗って出雲大社へ向かいました。出雲大社は実は前から機会があれば行ってみたいと思っていた場所なのです。伊勢神宮には2回行きましたが、対になっているといわれる出雲大社は距離もあるし、なかなか行けないと思っていたので期待感とワクワク感を噛みしめながら向かいます。

バスに乗ること数十分。

着きました。出雲大社。

ででん!

なかなか貫禄のある佇まい。一礼してお邪魔します。

複数の鳥居をまたいでいき本殿に近づきます。

まず「拝殿」にてお参り。
出雲大社では、二礼、四拍手、一礼ですって。
「あってるよね…?」と横の人をチラ見しながらオドオド参拝。

お参り Part1

続いて「八足門」にて本殿に向かってお参り。
今度はちゃんと落ち着いてお参りできました。
出雲大社は縁結びスポットとして有名です。
新たな縁ではなく、「今ある縁がずっと続いていきますように」と願いました。

お参り Part2

その後は反時計回りにそのほかの社殿を回ります。

中には入れないので後ろから拝んだ「本殿」。
出雲大社にまつわるいろんな資料が保管されているみたい。

たくさんの神様が集まるためか、お賽銭箱が本殿を囲うように大量に設置されていました。まさか小銭をこんなに使うと思っていなかったので(下調べ不足)飲み物を購入して小銭を大量生成しました。参拝を検討されている方は小銭のご用意をお忘れなく!

続いて、日本最大級のしめ縄のある「神楽殿」にてお参り。
写真では伝わりにくいですがしめ縄がとにかくどでかい!!
5~6年のスパンで交換するみたいです。

近くで見ると丁寧なお仕事ぶりがよく分かる。

こちらでおみくじを引きました。
出雲大社のおみくじは吉凶占いではなく「番号制」。

「勤勉は借金を払い、自爆は借金を増す」

気を引き締めろ系の内容だったので、オイシイ話に飛びつかず物事を慎重に見極めたいなと思いました。

よい。シンプル。

見どころはおおよそ回れたので、ふらふらぷらぷら。
かわいいウサギが至る所にいました。

練れば練るほど色が変わって。
・・・うまい!!(テーテッテレー!)
ぴょーん。

想像していたよりも出雲大社はこじんまりした印象でしたが
寒さも相まってか、背筋がすっと伸びるような厳かな雰囲気。
山々に囲まれているのも神々しさがありました。でも、語弊があるかもしれないけど、どこか親しみやすさも感じました。何ででしょうね。


参拝後は出雲そばを食べます。
15人ぐらいのYAZAWA集団(完全なる偏見)がすでに並んでいたので、寒空の下、お店の前でじっと待ちます。

待つこと数十分。
無事に暖かいお店に入店でき、おそばを発注。
出雲そばの食べ方には「割子そば」と「釜揚げそば」の2種類があります。
割子そばは、ざるそば的な感じ(説明雑すぎて怒られそう)。釜揚げそばは、茹でたそばを蕎麦湯と一緒に入れてつゆと薬味を後がけするスタイルです。体が凍えていたので釜揚げそばをチョイス。
そばそのものは歯ごたえがあってそばの本来の味わいを楽しめました。
自分で濃さや味を調整できるので、最後まで飽きずに美味しくいただけました。結構好きかも。

上品なお味よ。

五臓六腑に温かなおそばが染み渡った後、「古代出雲歴史博物館」へお邪魔しました。

お入口。

ボクがグッときたのは出雲に大集結して縁結びの会議をしている様子を描いたこちらの絵。
お久しぶりのご挨拶をしている様子や神様が慌ただしくしている様子が何だかかわいらしくて(失礼)お一人お一人、つぶさに拝見しました。

青銅や埴輪、巨大神殿の再現模型などなど見ごたえ抜群。
ひとりだと自分のペースで回れるのがいいですね。興味のないところは飛ばしちゃってもいいし、アンテナがあったところはじっくり立ち止まって見られるのが心地よいです。

圧巻。
埴輪って謎のかわいさある。
当時の技術でこんなものどうやって作ったんだろう。

出雲の歴史を楽しんだあとは、パワースポット「稲佐の浜 」へ。
出雲大社から歩いて20分ぐらいのところにあります。
「神様のパワーもらっておこーっと★ぺろ☆彡」ぐらいな軽い気持ちで向かって後悔。

日本海から突き刺してくる
風!!!!砂!!!!!

海に近づくほど顔面に砂が噴きかかって呼吸困難気味。
軽い気持ちでパワースポットに行ってはいけませんね。(タダより怖いものなし)

とりあえず写真に収めましたが、体力はHP3ぐらいの瀕死状態まで低下。

後ろの波にご注目。

出雲大社まで戻り、その後は「神門通り」をプラプラしましたが、ド平日だったのもあってか、やっていないお土産屋さんも多かったですし、疲労困憊で歩き回るのがしんどかったので、コーヒーをすすってホテルへ戻りました。
ホテルにチェックインした後、部屋で15分ほどの仮眠(パワーナップ)を取り、夕ご飯に向かいます。
ホテル前で施されたラグジュアリーなライトアップをどうぞ。

LOVE

夕飯に選んだのはこちらのお店。
出雲市駅のすぐ近くにあって、地元の方でにぎわっていました。
ツバメヤ サンロードなかまち(@tsubameya.izumo) • Instagram写真と動画

お一人様メニューが充実していたので、ちびちび飲みながらいろんな種類のおつまみをいただきました。どれもおいしかったですが、お刺身は絶品。身のぷりぷり感が極まってました。

冬季限定の松江市の地酒「李白」。微発泡のさわやかなお味でした。

表面張力。

ここで終わらない私の謎の胃袋。ホテルに戻る途中でモスバーガーをテイクアウト。どうかしてる。
ポテトは長めに揚げてもらいます。冷めてもほくほくカリカリでおいしいですよ。しかも無料。お店の方があまり忙しくなさそうなときにお願いします。ポテトを待っている間、明らかにマルチに巻き込まれている中高年夫婦の会話が聞こえてきて心が痛みました。

モスは月に1回食べていいルール。
特注ポテト。

ホテルに戻りゆっくりと大浴場で一日の疲れを癒しました。(天然温泉だった)

大きなお風呂に入れるだけで次の日のスッキリ感が違うのです。長旅には大浴場付の宿を全力でオススメします。
そして、就寝前にはアミノバイタルを摂取。こちらを飲むと翌日の目覚めが違う気がします(個人の感想です)。味がスポーツドリンクみたいで美味しいですよ。旅行中もご自愛していきましょう。

互助会員御用達。分かる人には分かる品。

翌朝。朝食バイキングです。
地元の美味しい焼き魚をいただきました。旅は野菜不足が気になるので、サラダをしっかりと。


ホットスポット的なホテルを後にし、出雲の町を散策(徘徊)。
ところどころ出雲っぽいイケてる像があって最高でした。

ヤマタノオロチとスサノオノミコトの戦い

これにて出雲編は終了です。
真冬に伺ったためか寒さと戦うなかなか過酷な観光になりましたが、一生のうちに出雲大社へお参りできて人生の未履修をまた一つ完了することができました。満足満足。

高速バスへ乗って広島へ向かいます。
次回広島・宮島編乞うご期待!

最後の最後まで寒すぎた。

広島・宮島編はこちら👇

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