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山陰・山陽ひとり旅① ~プロローグ・サンライズ出雲編~
みなさまこんにちは。
先日、36歳にして初めてひとり旅を経験しました。
「ひとり旅なんて寂しすぎる」と思い込んでいたボク。
でも、いざチャレンジしてみたら
今までなにを躊躇していたのかしら!!
びっくりするぐらい「楽しくて」「ラクチンで」「感動的」だったのです。
そんなボクの旅行記(珍道中?)のはじまりはじまり~。ぱちぱち。
①旅の準備
◎VSサンライズ出雲
そもそも旅のきっかけはなんだったのか?
夢の「サンライズ出雲※に乗ること」でした。
※東京~出雲間を結ぶ今は珍しい寝台列車
でも、サンライズ出雲はなかなか予約を取るのが難しいと言われているプレミアチケット。そんなこともあって、行きたいとは思いつつも、休日など考慮するとなかなか現実的には難しいから、いつか行ければぐらいに思ってました。
現在ボクはキャリアブレイク(休職)中。
「時間に融通の効く今しかない!」と思い立ち、大型連休や土日・祝前日などの繁忙期を避け、予約の取りやすいと思われる、「①真冬」「②ド平日」に狙いを定めて「1月末の月曜日」に決めました。
こんなタイミングで一緒に旅行に行ってくれる人なんていないので、必然的に「ひとり旅」になった。そんな感じです。
サンライズ出雲の予約方法を調べると、やはりなかなか大変そうなことが判明。
乗車日1ヶ月前の午前10:00ジャストに予約が可能なものの、この瞬間に一斉にアクセスが集中するらしい。ジャニーズのライブかよ。
何やら緑の窓口でチケットを取ってもらう「10時打ち」というものの存在や、寝台列車のスイート的な「シングルデラックス」なる個室は一瞬で無くなるという情報などもゲットしました。
※予約の困難さの詳細はこちらの記事がおすすめ👇
事前に予約サイトの会員登録や、サイトの導線を念入りに確認し、1カ月前の午前10:00ジャストにアクセスを試みました。
狙うはシングルデラックス。
が、しかし!!!
ここで痛恨のミス発生!!!
クレジットカードの情報の事前登録を失念。
情報を入力しているうちにあっという間に時間が過ぎてしまい
取ろうとしていたチケットはすでに完売。泣いた。
別の日でももういいかなあと半ば自暴自棄気味に予約サイト内を徘徊していたたところ、なんとラッキーなことにもう1ランク低いシングルの個室(B寝台シングル個室)はまだ空いていました。「個室ならば全然OK!!」と思い、台風並みの瞬間風速で予約画面の入力を進めていきました。無事に予約が完了!!これきっと閑散期だったからだね。
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◎旅程ねるねるねーるね
寝台列車のプレミアチケットはゲットしたので、ようやくそこから旅程を考え始めました。
出雲まで行ったならば、出雲大社への参拝は外せないにしても、1泊2日でも十分なことが分かったので、せっかくならばと山陽まで旅行してみることに。既に1週間後に予定が入っていたので、5泊6日の「出雲」→「広島」→「尾道」→「倉敷」の順に回ることに決めました。
行先を決めたら、次に決めたのは「宿泊先」。
全部じゃらんで取りました。すみません、ここにライフハック的なお得な情報は残念ながらありません。何となく取りやすいから。それだけです。
宿のポイントは「①朝食付き」「②大浴場付」「③駅から徒歩圏内」の3点。一部叶わない条件もあったものの、おおむね「○」で各宿1万円以内に済ませることができました。尾道のお宿だけはちょっと奮発して、朝食の素敵なお宿をチョイス。1日ぐらいは贅沢してもいいよね。
※帰りはマイルを使って飛行機を取りました
事前準備はこれだけです。
ガイドブックも買わなかったし、どこに行くかもほぼ決めませんでした。
だって「ひとり」だから。
誰かと一緒だったら事前にある程度決めておかないと喧嘩になりそうだけど
1人だからこそ気ままに決められる。事前に行こうと決めた場所だって当日の気分で行かない選択を取っても良い。ご飯だって三食真面目に食べなくたっていい。
「ぜーーーーんぶじゆう。フリーダム!!!」
これこそひとり旅の醍醐味。だからこそ、全部前日の移動時間や夜に考えることに決めました。ほら、ラクチンでしょ。
あと、一応美味しいお店情報は各地にゆかりのある友達にヒアリングだけはしておきました。お店のチェックはグーグルマップのお気に入り機能を使うと便利ですよ。
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♡:実際に行くところ
で分類してお気に入り登録
②旅行START!
◎ 9と4分の3番線
2025年1月27日(月)20:00 東京駅に到着。
出発が21:50だったので、事前に足りないものや夜食などを購入しました。
ボクが泊まったB寝台シングル個室は、歯ブラシやタオルがないとのことだったので、改札内のNewDaysで買っておきました。ちなみに、ドラッグストアはないので要注意です。
さてさて、そろそろ乗り場に向かおうかなと思ったものの、サンライズ出雲の乗り場の案内がどこにも書いていないのです。
ハリーポッターと同じ世界線にある隠されたプラットフォームなの…?
結論ネットで調べたら東海道線と同じ乗り場にあることが判明。何かしら案内書いてくれてもいいのになあとは思いましたが、これはスペシャル感を醸し出すJRさんの演出だと思えば粋に感じますね。(ポジティブ)
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◎サンライズ出雲様ご到着
ホームにたどり着くと来ました!サンライズ出雲!!!
FUUUUUUUUUUUUUUUU!
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品格と歴史をまとったレトロな車両でテンションぶちあがりです。
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◎魅惑の(?)車内紹介
乗り込みます。
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僕の座席はこんな感じ!
隅にこじんまり収まっていたい綿埃芸人としてはちょうどいい穴蔵感です。
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パジャマと布団が付いています。
パジャマはガウンタイプでした。冬場は暖房は入っているとはいえ、これ一枚だと寒いです。ボクは下にゆるゆるスウェットを履きました。
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◎夜の遠足の始まり
車内アナウンスもそこそこにいよいよ出発です。
夜の東京を走る電車。劇的にエモい。
spitzの「夜を駆ける」をバックBGMに。音楽に浸りながら景色を観られるのもひとり旅の醍醐味ですね。
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ひとしきり旅気分を味わったところで、車内探索。
写真を取り損ねてしまったのですが、雑魚寝タイプの車両があったり、シャワールームが設置されていたり(これを使うの至難の業らしい。冬なのでボクは使いませんでしたが)、カウンターが置かれた簡単なラウンジなんかもありましたよ。
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探索を終えてから自分の個室に戻り、翌日の旅行日程を決めました。見どころのチェック、ご飯を食べに行ってみたいところ、おおよその時間の確認など。ここでもグーグルマップが大活躍。
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就寝する準備を済ませ、横になります。
電車が横切る音。線路のガタゴト音と大地からの鼓動。
うるさすぎて寝られませんでした。
少し寝不足ぐらいで行った方が爆寝できそう。
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◎朝焼け→自撮り祭り→出雲市到着
夢とうつつの間を頻繁に彷徨いつつも列車は進み、朝。
サンライズ出雲から見えるサンライズを期待するも残念ながら拝めず。
でもとってもきれいな朝焼けを岡山通過中に見ることができました。
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山陽地方から山陰地方に移動していくと雪景色へと変わっていきます。
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なんだか寝不足感はぬぐえぬまま、寝台列車での移動タイムは終わりに近づきます。到着時刻の10:00を待つ間、手持無沙汰で(揺れがすごくて本を読んだら三半規管バグりそうだったので断念)いかに旅行にふさわしい写真を取れるかチャレンジしました。見てくださいこの傑作を!
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何だか面白くなってそれっぽいサムネ画像も作ってみました。
どや!!!
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ほら、こんな遊びもひとり旅だからこそでしょ!(たぶん誰もやらない)
必死に自撮りと編集をしているうちにあっという間に終点「出雲市」にたどり着きました。夢を叶えてくれてありがとうサンライズ出雲。
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③最後に(一旦ね)
まだ1日目なのに書き過ぎました。(疲労困憊)
この熱量で書き進めて6日目まで書ける自信が全くありませんが、ひとり旅の魅力を伝えるべく頑張ります。
次回「出雲編」アップしようと思ってますのでご期待くださいませ。
👇アップしました!
最後までお読みいただきありがとうございました!!!
ほら、ひとり旅したくなってきたでしょ?ふふふ。