苦しみや悲しみにとどまり続けることの難しさ
おはこんばんちは。
パーソナルコーチのりょうです。
毎日うだるような暑さですね🌞
私は遂に日傘デビューを果たしました。
通勤ルートは日陰のない灼熱地獄なので、駅に向かうだけで滝汗状態。
日傘を使ってみてびっくり…!
もちろんアスファルトから照り返す熱は感じるけど頭が隠されているだけでこんなにも違うのか!!!
なぜ今まで使わなかったのか。
日傘男子はまだまだ少数派だと思いますが、全力でおススメしたいです。
気になっている方はぜひぜひ。
さてさて、今日は
「苦しみや悲しみにとどまり続けることの難しさ」
について感じたことを残しておきたいと思います。
このテーマについて書こうと思ったきっかけ
私がクライアントとしてコーチングセッションを受けている際に、コーチからこんなことをフィードバックされました。
「悲しいことを話しているのに笑ってますね」
全然自覚がなかったけど、確かにハハハと笑っていました。
なんだこれは?と一瞬疑問が湧いたものの
そのときは、あまりアンテナが立っておらずそのままセッションは流れていきました。
その後、今度は私がコーチとして練習でセッションをしていた際、クライアントさんが終始話をしながらうっすらと不安な空気をまとっているにも関わらず、私は光の部分にばかりフォーカスを当てて問いを投げてしまっており、それを私のセッションを見ていた第三者の方から指摘されました。
自分自身はあまり自覚がなかったものの、振り返ってその時の気持ちを感じ直してみると、確かにそこに居続けられない居心地の悪さのようなものを感じていました。
もしかしたら、影の部分にいることにものすごく大きな抵抗があるのかもしれないと思い、その抵抗はどこから来ているのか向き合ってみました。
泣けない自分
私はあまり泣くことがありません。
人前で泣くのは勿論、ひとりの時も泣くことは滅多になく、特にネガティブな感情からの涙は少なくとも10年以上は記憶がないほど。
この10年以上の間、悲しいことや悔しいことがなかったか?
決してそんなことはなかったはずなのに、なぜ泣けないのだろう。
このことを考えたときに、ふと湧いてきたこと。
それは
「本当は泣きたい」
「ほほう、そんな想いが自分の中にはあるのか」と気が付きつつ
「泣いちゃえばいいじゃん」と自分に対して投げかけてみたものの、そんなには簡単には出来なさそうな感じ。
何が引っかかるのか?
ぼんやりとひとつ見えてきたのは、
泣くことが「怖い」ということ。
泣いてしまったらその感情に覆われて、悲しみや苦しみの渦に飲み込まれてしまうかもしれない。そうなったら弱い自分は現実に戻って来れるか分からない。
そんな気持ちが出てきました。
もしかしたら他にもまだまだあるのかもしれないけど
一番大きなものは「恐怖」でした。
悲しみや苦しみを誰にも言えずに独りで抱えていた過去の自分が
うっすらと見えています。
涙を流さなければ、暗い感情に浸からなくても済むし、冗談を言ってバカなことをやって見て見ぬふりをして蓋をしてなかったことにできる。
6畳のワンルームでベッドを背に独りで不安な顔をしている自分がいます。
まだ、ちゃんと真っすぐ見ることはできていないけど、どんなことを言っているのかちゃんと声を聞いてみたいなと思います。
他人の痛みを感じること
言葉にすると簡単ですが、感じきることは本当に難しいです。
相手の影の気持ちにグッと一緒に入り込んだ時
私はその場にいられなくなってしまうような強いエネルギーを感じます。
「大丈夫だよ」と思わず声をかけ
自分から手放して、直視しなくていい状態にしたくなってしまいます。
(過去の自分はよくやっていた)
沈黙を守りずっとそこに居続けると
自分の心臓がキューっとなり、脳の前頭葉部分に血が集まってくるような感じがします。
ものすごくつらいし苦しい。
この時間を経たあとは、猛烈な眠気に襲われめちゃくちゃ消耗。
だからこそ、自分がリソースフルな状態じゃないと立っていられなくなる。
そして、
あまりのエネルギーの強さに向き合うことを拒否する自分もいる
受け止められるのか自信がなくて怖くなってしまう
まだまだどっしりと構えることが出来ていない自分がいます。
相手の痛みに向き合うことは本当に難しいです。
それでも向き合う理由
苦しみや悲しみに留まらなくても生きていけると思います。
それでも何故私は向き合い続けるのか。
相手のことを上澄みだけでなく深い部分まで知りたいから。
痛みを一緒に味わうことで
深いつながりが生まれることを知っているから。
そして、そのつながりが人生を豊かにしてくれるから。
しっくりこないし、なんだかむず痒い部分もあるけど、今の気持ちに一番近いので言葉にして残しておきたいと思います。
まだまだ自分の中で向き合いきれていない部分もあるのですが、
ずっと心の中に留めておくのが難しそうだったのでこの場に出してみました。
お読みいただいた方にとって、何かの気付きにつながったら嬉しいです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました!
≪余談≫
苦しみや悲しみを味わう感覚は
ダンブルドアが苦しみながら黒い水を飲んでいるイメージ…笑