アイドル 田村ゆかりの『表情』
この記事は「ゆかりっく Advent Calendar 2019」 18日目の記事です。
17日目の記事はパネル職人さんの「私設ゆかりんルームの全貌」でした。
めちゃくちゃ無粋なのは承知なのですが、真っ先に思ったのは
『地震起きた時大変そう…』でした。
あ、ゆかりんルーム自体はとても素敵ですよ!
毎日アドベントカレンダー更新される度、記事を書いてる方々のゆかりんへの熱量がものすごいなと驚く毎日です。
ではこの記事の本題に入ります。
突然ですが、みなさんはゆかりんのどこが好きでしょうか。
声が可愛い?
歌唱力が高い?
顔が良い?
お茶目なところ?
MCとかトークがおもしろい?
どれもわかります。
そしてどの要素も私は好きです、大好きです。
でも、私はゆかりんの好きなところを一つだけ上げるのならば
ゆかりんの『表情』です。
今回はそんな田村ゆかりさんの『表情』について、
・オタクにとっての推しの表情
・ゆかりんの表情の特筆する点
を超個人的な視点で書きたいと思います。
※あくまで個人的な感想です。もちろん異論は認めます。
推しの笑顔と本当に見たいもの
いきなりですが、ゆかりんから少し離れて「私が思うアイドルの一般論」について少し綴りたいと思います。
・・・
・・
『アイドルといえば可愛い笑顔』
これは昔から続く推しの文化、アイドル業界においてもはや当たり前です。当たり前すぎてここに言及する人すらいません。
現代の声優ライブ業界でもその思想は根付いていており、
ステージ上での声優さんは笑顔が可愛く、歌もうまく、その上顔も良い、
まさに『アイドル』な声優は珍しい存在では無いと言えるでしょう。
しかし、私達が本当に求めているのは推しの『笑顔』でしょうか。
そもそもなぜ私達は推しの『笑顔』が見たいのでしょうか。
これはあくまでオタク視点での観念ですが、
・自分の好きな人が喜んでいてくれる
・自分の好きな人が楽しそうである
等の『正の感情』が如実にわかる記号の一つが『笑顔』なのではないのかと
思っています。
そんな推しの喜んでいる/楽しそうである姿見て
私達オタクは「今日も推しが可愛いヤッター」となり、
足繁く現場に通うのです。
当然アイドル本人や運営側はたくさんのお客さんに来てもらいたいので、
アイドルが笑顔でいることは現代のアイドル業界でのスタンダードになりました。
しかし、ここで一つおかしなことが起こります。
推しが喜んでいる/楽しそうである結果が『笑顔』であって、
アイドルが笑顔でいることがスタンダードになってしまうと
本人が楽しくない時でもアイドルでいる時『笑顔』でいなくてはいけなくてはいけないのでしょうか。
それって私達オタクが本当に見たいものなのでしょうか。
ゆかりんの変化
では話をゆかりんに戻しましょう。
ゆかりんは当たり前ですがとても可愛いです。
ですが特にここ2~3年のゆかりんは、
可愛さのギアをさらに一段上げたような可愛さがある様に私は感じます。
それはゆかりんがここ2~3年の間『笑顔』でいてくれたからでしょうか。
私はそうは思いません。
だってゆかりんは昔から笑顔が可愛かったし。
そこでここ数年で何が変わったのか、実際に年代が違う過去映像収録されたライブ映像の同じ曲で比較し確認してみました。
以下比較に使用したライブ映像
・LOVE ♥ LIVE 2014 Spring *Fruits Fruits ♥ Cherry*(以下FFC)
・BIRTHDAY ♡ LIVE 2018 *Tricolore ♡ Plaisir*(以下TP)
楽曲
・fancy baby doll(以下fbd)
もし今手元に映像を比較できる環境があればまず自分自身の目で映像を比較してみてください。
その上でこのあとの記事を読み進めることをおすすめします。
まずはFFCのゆかりん。
この時代のゆかりんもとても可愛いです。
歌やダンスのパフォーマンスも完璧。
笑顔もTheアイドルって感じで見てると元気をもらえます。
対してTPのゆかりん。
こちらも笑顔が可愛いですが、FFCの『笑顔』とは根本的に何かが違うような印象を受けます。
第一印象としては『とても自然体』
時折客席を見ては優しい笑みを浮かべる姿は、なにかゆかりんの中で確認している様にも見えます。
そんな笑顔を見てるとなぜか自分の心の中を見られているような気がして、無性にドキドキしてしまいます。
この2つの映像を比較しての所感として、
ゆかりんの『笑顔』の性質が大きく変わったように感じました。
あくまでも個人的な感想ですが、
FFC
笑顔が可愛いアイドルとしての「ゆかりん」
TP
自分自身と王国民との関係をしっかり確かめる「田村ゆかり」
そんな印象を受けました。
ゆかりんはTPで「(今は)余生のつもりでやっている」と言っていました。
この言葉の本意はもちろん本人にしかわかりませんが、
少なくともアイドルのスタンダードな笑顔を見せ事業を拡大させる為にだけにやっているわけではなく、本人が本当にやりたいことを紆余曲折やっていく、そんな期間なんじゃないかと思っています。
そんな期間だからこそ、ゆかりんが本当にやりたいことが出来ているのかを確かめ、納得した時に初めて私達オタクが見たい本当の笑顔を見ることができるのではないのかと私は思っています。
ゆかりんの表情の特筆する点はまさにここ、本当に納得したときにしか見せない心からの笑顔なのです。
ゆかりんの表情が好きな理由
ここまでは割と冷静にゆかりんの表情について分析してきました。
してきたつもりです。
ここからは単純に気持ち悪い文章、私のゆかりんの『表情』が好きな理由を書いていきたいと思います。
ゆかりんの表情が好きな理由は単純に以下の2つ、
・本当に楽しそうな時と心ここにあらずの時の表情が全く違う事
・さらに近年のゆかりんはそれをあまり隠そうとしない事
です。
だからこそ、ゆかりんが心の底から楽しそうな時は見ているこっちまで楽しくなっちゃうし、楽しもうなんて思わなくても勝手に楽しくなっちゃう。
ゆかりんの表情にはそんな魅力があるから好きなのです。
ちなみに映像がないので紹介するだけになってしまいますが、
近年のライブでその表情が顕著に見れたのが『LOVE♡LIVE 2019 *Twilight♡Chandelier*』の神戸1日目です。
もし映像化したら絶対見てください。というか映像化してください。
特に「ゆかりはゆかり♡」と「Gratitude」の表情が他の公演と比べて全く違います。
あの表情を見た瞬間、私が真に見たいゆかりんの笑顔にたどり着いた気がしました。
この表情に匹敵するのは『LOVE ♥ LIVE 2013 Autumn *Caramel Ribbon*』のチェルシーガール(2回目)でしょうか。
私が王国に居住(FC入会)することを決めたライブでもあります。
それくらい人を引き込むような心の底から本当に楽しそうな屈託のない笑顔でした。
みなさんは過去振り返ってみて自分のゆかりんの好きな表情の瞬間は
あるでしょうか?
終わりに
本当はこの文章、今投稿されている分量の1.5倍ぐらいあり、泣く泣く削った部分が結構あります。
投稿するにはあまりにも長すぎるし、ほぼ「〇〇ライブの〇〇公演の〇〇の曲の〇〇の表情が良かった」みたいな話なので別の機会に書きたいと思います。
せっかくnoteを解説したので少しずつ、つらつら書いてもいいかもしれませんね。
明日はオークラさんの「yukarinlive.comとか」についてです。
yukarinlive.com、いつもお世話になっています!
それでは、クリスマスまで楽しい日々をお過ごしくださいませ~