定年1014日目 書き出し途中停止トラブル(FinalCutPro error 10008/-12909)
とりあえず結論を先に。
結論
問題内容
3 分の動画を書き出そうとしたら途中で「共有に失敗しました」とメッセージが出て停止してしまった。エラー番号は 10008 と -12909。
解決方法
該当のレイヤー(今回は基本テキストのレイヤー)を削除して新規に加え直したら書き出しに成功した。
覚書
問題の部分を無効化するだけではエラーはなくならなかった。ちゃんと削除しないと影響は残るらしい。
問題の詳細
いつものように 3 分ほどの Vlog を書き出そうとしたら、開始後まもなく書き出しに失敗して終了してしまった。エラーメッセージの表示の右下にマウスポインタを持っていくと「詳細」という項目が表示されるので、まずはこれをクリックして細かい内容を確認。
ご覧のとおりなのだけどまとめ直すとこんな感じ。同じ問題を二通りで表現しているみたい。
エラー内容 1
最初から 1040 番目のフレーム、時間でいうと 17 秒 20 フレーム目でレンダリング(書き出しのための処理)ができなかった。(注:この動画は 60 fps)
エラーコードは 10008 。
エラー内容 2
クリップ C0195.mp4 の 8 秒 53 でデコード(データの変換)ができなかった。
エラーコードは -12909 。
参考までにこの動画の書き出し設定はこんな感じ。
対応1 「最適化されたファイル」の削除
バッファ的なファイルが悪さをしている可能性を疑って、定番の「最適化されたファイル」削除をしてみる。手順はメニューバーの「ファイル」から「生成されたクリップファイルを削除」「最適化されたファイルを削除」をクリック。
しかし、エラーは解消できず。
対応2 エラーコードをマイGPTに確認
とりあえずエラーコードが何を意味するのかマイGPTに聞いてみた。これは ChatGPTをカスタマイズして私の映像制作のアドバイス用に特化した AI モデル。毎度長々と詳しい説明をしてくるので、最初に結論を返すように指示してある。間違ったことを織り交ぜてくることがあるので要注意。(笑)
クリップに問題があるということなので、該当の部分を確認してみるとクリップの途中に挿入したテロップの最初の部分だった。
対応3 テロップの無効化
このテロップが怪しいと思い、テロップ(上図の一番上のレイヤー)をショートカットキーの「V」で無効化して再度書き出しをしてみた。が、同じところでエラー停止してしまう。
やはり動画クリップがあやしい。
対応4 動画クリップの入れ直し
もう一つのエラーメッセージもマイGPTに聞いてみた。
こちらも動画クリップを指摘しているようなので、一度削除して同じクリップをもう一度貼り付け直してみた。
再度書き出すと、それでも同じところでエラーになってしまった。
対応5 レイヤー削除で問題の特定
あとは上に載っているレイヤーが怪しい。
クリップには 4 つの色調整レイヤーと 1 つのテロップレイヤーが載っている。全てのレイヤーを無効化ではなく削除して書き出すと最後まで無事に終了した。
どうやら載っているレイヤーに問題がありそう。
問題を特定するために下から順番に一つずつレイヤーを復活させながら書き出してみると、最後のテロップのレイヤーで最初と同じエラーが再現された。
対応6 テロップの付け直し
動画ではテロップを何か所も入れていて、他のところに入れたテロップをコピペして使っていた。他の場所のテロップではエラーが出ないので、なぜかこれだけ異常になっているということらしい。
もう一度コピペし直してみると、問題なく書き出しすることができた。
覚書
クリップやレイヤーにエラーが出たときは、無効化しても原因を取り除けないことがあるらしい。面倒でもちゃんと削除する必要がある。
今回も最初からテロップを削除していればすぐに解決することができたハズ。覚えておこう。
2025 / 1 / 8