定年後 641 日目 新年の抱負 SEL2070G をポチる
2024 新年の抱負
新年の抱負として元日にレンズをソニーストアで購入した。
購入したのは SEL2070G。今年はこれを使いこなせるようになろうと思う。
ソニーストアでの購入は初めて。元日にもかかわらず滞りなく買い物ができ 3 日には届くという。
元日にもかかわらず働いている方、ありがとうございます。
現在のメインのカメラ α7S3 を購入するとき、レンズも 1 本だけ一緒に購入した。
16mm スタートの広角ズームが候補で、純正レンズの中では予算的にSEL1635Z ぐらいだったのでこれを購入した。SELP1635G はまだ発売されていなかったしね。
作品を創作するというよりも出来事を記録するという撮影に重点があったので、広い画角で現場の全容を収めるために 16mm は必須だと考えていた。
SEL1635Z は使い勝手がよく気に入っていた。
ただ、カメラの扱いに慣れてくるに従ってテレ端(望遠端)が35mmではちょっと足りないと感じることが多くなってきた。
超解像ズームでテレ端の不足分を補うようにしたが、設定を変えたり戻したりするステップが面倒で、もう少し標準側もカバーするレンズが欲しいと思うようになっていった。
Eマウントレンズは、タムロンやシグマをはじめサードパーティからもいろいろと出ている。
どれも私の要求を十分にカバーするスペックはあるのだろうけど、詳しい見極めができない自分にはとりあえず純正レンズが無難かもしれないと思っていた。
できるだけ 16mm に近い標準ズームというと、第一候補は SEL2070G。
解説動画などでも評判はよく、発売から時間がたっていて品質も安定しているだろうと思った。
このレンズが出るまでは SEL24105G が有力候補だったけど、ワイド端(広角端)が24mm というところに抵抗があって購入に踏み切れなかった。
テレ端が105mmというのも大きすぎる気がしたし。ま、いいんだけど。
SEL2070G が出たときもワイド端が 20mm というところが少しだけ引っかかっていたので、手持ちの SEL1635Z レンズでワイド端を20mmしばりにして撮影を試みたりして、熟慮の結果購入に踏み切った。
SEL2070G の魅力
SEL1635Z と比べた SEL2070G の魅力はこんな感じ。
1 ちょうどいいズーム範囲
すでに述べているように広角側はもう少しだけど、自分が欲しい焦点距離をちょうどカバーしている。
2 フォーカスホールドボタンがある
オートフォーカスで撮っていると意図しないところでフォーカスが揺らいでしまうことがある。瞬間的にボタンを押すことでロックできるのがいい。
3 AF/MF切替スイッチがある
これはとても便利そう。実際の撮影でもどこに(どこまで)フォーカスが合っているかピーキングを使いたくなることがあるものの、α7S3はMFに切り替えないとピーキングが出ない。(ですよね?)
ファンクションキーにAF/MF切り替えを設定しているけど、やはりひと手間必要になる。撮影姿勢のまま指で直接切り替えられるのはいい。
4 絞りリングがある
長年絞りリングのあるレンズばかり使ってきたので、絞りを本体の小さなダイヤルで調整するのがいまだに慣れない。
シネマレンズのようにフォーカスリング・ズームリング・絞りリングをダイレクトに回すことができる構造は魅力的。
5 リニア・レスポンスMF仕様
リニア・レスポンスMF はメカニカルなフォーカスリングと同じように回転量とフォーカスの移動量が比例する。
SEL1635Z はノンリニアフォーカスなので、フォーカスリングを回すスピードによってピントの移動量が変化する構造になっていた。
この機能は写真撮影のためのものだと思う。動画撮影ではリニア・レスポンスが必須じゃないかな。
6 最短焦点距離が短い
SEL2070G の最短焦点距離は 0.25m、最大撮影倍率は 0.39 倍。
SEL1635Z の 0.28m、0.19 倍に比べてだいぶ違うので、撮れる映像の幅が広がりそう。
7 その他
その他にも SEL1635Z 同様、小型軽量であることも魅力。
ズームすると筐体が伸び縮みするのは SEL1635Z と同じだけど、手持ち撮影をしている分には問題ない。ジンバルを使うようになることはなさそうだしね。
開放が F4 通しというのも気にしていない。記録的な映像にしっかりしたボケ味が欲しくなることはほとんどない。
TAMRON 17-50mm F/4 Di III VXD
レンズ選択でちょっと迷ったのが、タムロンの 17-50mm F/4 Di III VXD。17mm スタートというのがとても魅力的なのだけど、テレ端はもう少し欲しい気がした。
MAGNET FILM FESTIVAL 2023 のときにタムロンさんから借りて試してみたことがある。質感はいまいちだったけど軽くて取り回しやすかったというのが第一印象。
手ぶれ補正はやはり純正レンズにはかなわないらしく、そこが同等であればこちらを選んでいたかも知れない。
半額ぐらいの価格設定はとても魅力的だし。
比較動画で最終判断
実物を少し触ったぐらいではなかなか判断がつかない。やはり数ヶ月は実際の撮影で使ってみないとよくわからない。
結局、信頼している人の解説動画を頼りにしたりする。
今回は CRAZY DO さんがちょうど迷っている2つのレンズの比較動画を出していたので、これを見て最終判断した。
2024 / 1 / 1