#10早稲田大学を卒業して新卒入社した会社を半年で辞めた人の話:今の会社に入社した頃
新卒入社から3回目の転職を経て、現在の会社と出会った投稿者。今回から、派遣社員で入社した会社で正社員総合職になるまでを振り返る。
今の会社での経歴変遷
今現在も勤務している会社に入社したきっかけは、偶然条件ピッタリの派遣社員の求人を見つけたからだ。そこからどういうことやら現在は正社員の総合職となっている。そこまでの変遷はざっくりこんな感じである。
・派遣社員として入社(フルタイムではなくパートタイムの枠)
↓半年後
・紹介予定派遣だったので当初の条件通り、直接雇用の契約社員へ(1年更新)
ただし、ここでパートからフルタイムへ
↓数年後
・契約社員から正社員(一般職)へ登用
↓数年後
・一般職から総合職へ職種変更
という流れである。
で、この会社で産休を取り、産休後もお世話になっている。
転職3社目にしてついに長く勤める会社を見つけることができた。
派遣社員時の勤務条件
入社のきっかけとなった派遣の求人の条件はこんな感じだった。
・時給は1,200円いかないくらい
(正確に覚えてないけどこんなもん)
・出勤日は月15日、10:00〜16:00のパートタイム
・ 半年後には同じ条件で直接雇用の契約社員へ
・ 職種は一般事務
パートタイムで入社した理由は、当時子供が欲しかったので「どうせすぐ出産で辞めるかもしれない」と思っていたからだ。
でも、子供ができなかった時のことを考えると、ゆくゆくはフルタイムになったり、正社員を目指せるような環境も欲しい。
派遣会社の担当者のの話だと、最初はパートタイムで入社しても、長く勤めて正社員になってる人も結構いる職場である、という話だった。
当時の投稿者のワガママな条件にピッタリ合っていたのである。
業界は金融、配属先は間接営業部門
そんなわけで、条件第一で飛び込んだ会社は、新卒入社した会社の競合他社の金融機関だった。
しかも、半年で逃げた営業部門である。
しかし、営業部門といっても、投稿者が新卒入社した営業部門とは異なり、今回は間接営業を専門とする部門への配属だった。
会社が違うから、という大前提はあるが、直接営業の部門とは随分雰囲気が違って驚いた記憶がある。
配属先部署はみんなめちゃくちゃいい人だった
投稿者が所属したチームでは、前任者の事務の方が出産を期にすでに退職してしまっていたので、
チームで1番の若手の正社員の方(といっても40手前の男性)に仕事を教えてもらった。
この人がめちゃくちゃ教えるのが上手だった。
事務職をやっていながらOffice系のスキルが全くと言っていいほどなかった投稿者を、「 職場の中ではちょっとOffice系得意な人」となるまで鍛え上げてくれた。
この人は、今でも兄さんと呼ばせていただき、仲良くしてもらっている。
この兄さんに限らず、投稿者の所属した部署はとても親身になってサポートをしてくれる先輩社員、パートの方ばかりだったので、とても心強かった。
環境に恵まれている、という点は長く同じ企業に勤務する上で結構大事なのかもしれない。
「いい職に出会えるように頑張ろう」から「 この会社で頑張ろう」に変わった
この会社に入ったことで、「職」というものに対する考え方が変わった。
今までは、「良い条件の職場に行けるように」というあくまで職場を変えることを前提に日々過ごしていたのが、「この会社でより良い条件で働けるように頑張ろう」という考えに変わっていた。
この会社に入って間もなく、離婚という人生の大きな転機を経験するのだが、「職を変える」ではなく「なんとかこの会社に勤め続けたい」 という軸で行動することになる。
〈つづく〉